こんにちは。京野です。
今期の皆さんの引退で年上のプロ野球選手が皆無になってしまいました。
50歳の山本昌、楽天斎藤、日ハムの中嶋、中日谷繁、和田…
など、多くの年配選手が今期、日本球界を去りました。
ついにこれで年上のプロ野球選手が1人もいなくなってしまいました。
早い…。由伸が監督をやるんだものね。早いです。
さて、大好きなプロ野球なのですが、今日はその一方で、若くして1軍に這い上がろうとしている3人について書こうと思います。
レッツゴーウンチキスト!
由規
ヤクルトスワローズファンではなくても、由規、本名佐藤由規をご存知の方は多いのではないでしょうか。
写真:日刊スポーツより
2007年の高校生ドラフトの目玉で球界に入り巻いた。
当時「ビッグ3」と呼ばれました。
その「ビッグ3(高校ビッグ3)」とは、
大阪桐蔭の中田翔、成田の唐川侑己、そして仙台育英の由規です。
小学4年から兄や親の影響で野球を始めたという由規は持ち前の運動神経でぐんぐん成長。14歳、中1のリトルリーグでは全国制覇。彼の所属した「仙台東」リトルリーグは、アジア大会、世界大会と勝ち進み、初戦のロシア戦ではなんとノーヒットノーランを達成したという、稀代のピッチャーです。
ちなみに、中学時代はリトルリーグだけで、学校では陸上部だったとか。そういえば、レッドソックスの上原も中学時代は陸上部だったと聞いた気がします。
高校は仙台育英に進学。当時は120km/h台の球速で控えの三塁手だったものの、ここでもぐんぐん成長し、1年生の秋には140km/hを記録。2年生の時には県大会で優勝、甲子園出場を決めました。
そして3年生の時には甲子園スピードガン最速(当時)の155km/hを計測するなど、速球派投手として注目を浴びました。
そしてほぼ8年前のポッキーの日(笑)の、背番号「11」に合わせた11月11日に、契約金1億円、年俸1,500万円で仮契約。また、他球団に佐藤義則コーチがいるために、登録名は「由規」でプロ入りしました。
2008年から一軍で活躍、
2009年には、開幕から先発ローテ入り。
開幕2戦目に登板、阪神戦に勝利。
10代での勝利は、金田正一以来52年ぶりの開幕カード勝利となりました。
監督推薦ながらも、オールスターに出場しました。
2010年には、12勝(9敗)と二桁勝利を達成、8月26日神宮球場では日本人最速の161km/hを計測しました!
しかし、2011年9月に右肩痛を発症。
2012年は剥離骨折。
2013年は右肩のクリーニング手術。
2014年はイースタンで登板し、155km/hを計測
2015年は登板なし。育成枠へ。
2015年のシーズンには復活すると言われていて、特番も組まれていたんですけど、結局戻れず。
背番号は11から、121になることが表明されました。
11×11=121
ですから、とことん11にこだわったのかもしれません。
その番号が発表されたのも11月11日だったように思います。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20151110/npb15111020420014-n1.html
弟、佐藤貴規
弟の貴規も、ヤクルトに所属していました。
彼はバッティングセンス、才能にあふれる選手です。
佐藤家は3人兄弟らしく、一番上はお父さんのタクシー会社を手伝いつつ、由規の球を受けるいいお兄さん。
由規はヒーロー、貴規は才能あふれる逸材でも、まだ自分を信じきれていないように思います。
結構、兄同様、性格が良く、エラーをしたことをネットに散々書かれたりして、守備をするときに異常に緊張するようになってしまったと、本人がテレビ番組で言っていました。
イップスになってしまったと。
「ものまねで芸能界に行きたい」
と語り、実父が「あいつは世間がわかっていない」と言っていました。
私もそう思います。
ファン感謝デーでものまねがうけたから、自信を持ったようです。
たしかに、兄の由規同様、歌もめちゃうまいです。
ものまねも確かに上手かった。
ただ、一般人にしては上手いという話で、そのプロとしてのレベルでは到底なく。
彼のバッターとしての素質は極めて稀なもので、それこそ彼の能力が最もあるところだと思います。
自分の能力に気づき、早く、あの天才的なバッティングをまた皆に見せて欲しいです。
ヤクルトの寮を出るとき、寮母さんに「また戻ってきてね」と言われて「いや、もう戻りませんよ…」と言っていた貴規。ヤクルトじゃ兄貴もいて甘えるから、別な球団でがんばって欲しいです。
俺は応援するぞ。
なお、今年2月のトライアウトで福島ホープスに指名され、現在はそこに所属。
なお、11月10日に行われた12球団合同トライアウトでは、野手参加者で最多の7打数4安打と猛爆発!!
「育成でもNPBにもう一度戻りたい」
と語った貴規。
君は人が優しい代わりに、甘えもある。
自分の才能を信じ、がんばってくれーーー!!!
白根尚貴(しらね・なおき)
元ソフトバンクの白根といっても知らない人は多いと思いますが、甲子園をわかせた「島根開成のジャイアン」といえば、覚えている人も多いのではないでしょうか。
2011年のドラフト4位でソフトバンクに入団。
高校時代100kgを超えていた体重を、85kg(身長は185cm)まで絞り、プロらしい体になった白根。
ソフトバンクで去年から育成になり、今年も育成契約更新のオファーがあったらしいですけど、自ら退団を決めてトライアウトに臨んだそう。
シート打撃で長打2本を含む3安打。
素晴らしいですよね。
彼の高校時代はピッチャーでしたよね。
9回のピンチでセンターフライ、ゲームセットと思ったらエラーをされ逆転、負けてしまったという球史に残るシーンで、まさにマウンドに立っていたジャイアン。
あの憎めない性格、好きです。
ヤクルトのSD(シニアディレクター)の小川さんが興味を示していたとのこと、ぜひ、ヤクルトに来て欲しいです。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1564574.html
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/2015/11/11/post_649/
http://bis.npb.or.jp/players/41945135.html
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