子どもたちの学力がヤバいのは「読解力」欠如のせいだった

この記事の所要時間: 1031

こんにちは。
久しぶりすぎる京野トピオです。

今日は近況報告です。
レッツゴー・ウンチキスト!

久しぶりのブログ

あまりにも久しぶりすぎてブログの書き方を忘れました。
前回のブログは…そうそう、ついにYouTuberになりましたというブログでしたけど、そもそもYouTuberになろうというモチベーションもないので、1回で終わってしまったというね…。

YouTubeは再生されているのだろうか…。
と思って見たら120回も再生されていますね。
あ、コメントいただいている(汗)。
書いていただいた方、初コメントありがとうございます。

そもそも千とか万単位に乗らないとYouTuberなんて言えないですけどね。
ご覧いただいた方、ありがとうございます。

ブログを書くときにはMarsEdit4を使っています。

ブログを書くときにはMarsEdit4っていうMacのソフトを使って通常書いています。
そういえば、以前ご紹介したことありましたね。

[Mac]プロが使うWordPressの更新ソフト「MarsEdit」買ってみた

https://red-sweater.com/marsedit/

有料のソフトなんですけど、ブログを書くときの生産性がものすごく上がるソフトなんですよね。
ショートカットを使いながら書くと、すごく便利なんですね。

でも…そのショートカットを忘れてしまったという…。
そのくらいブログを書いていません。

いや、なにげに仕事とか色々あって・・・ぶつぶつ・・・

最近ハマっていること

最近、子どもの能力をどうやってあげるべきかなと思ってブログを見ていたら、ある方から紹介を受けた本がものすごく衝撃的でした。

それは、

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

という本。これ、2月に出たばかりの本ですけど、小学生から大学生くらいまでの子どもを持つ親だったら絶対読んでおいた方がいいと思います。

あるいは、教育に関わるお仕事をしている人もですね。

内容を簡単に言うと、この本の著者&数学者であり、AI研究者の新井紀子教授が、子どもの能力がAIなんかに負けるわけないと思ったら負けてしまう。どうしてかと思ったら、AIがすごいんじゃなくて、子どもの方に問題がありそうだと。

具体的には「教科書が読めていない」ということがわかった、ということでした。

教科書が読めないというのは、言い換えれば日本語が読めないということ。
読解力がないということ。

この「読解力」を測るテスト(RSTテスト)を作って2万人以上をテストしてわかった結果らしいです。
この「読解力」と「高校の偏差値」極めて高い相関関係にあったことがわかったそうです。

RSTテストは例題が公開されています。Amazonの紹介ページにあるテストは下記です。

こういう問題を多くの子どもたちが間違える、ということらしいんですよね。

ちなみに、これらの文章は、いずれも許可を得て実際に使われている教科書の文章から引用しているそうです。

もう一問、本の中に書かれていた、間違う人が多かったという問題は下記。

次の文章を読み、( )に入る語の番号を答えなさい。

アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

セルロースは(  )と形が違う。

(1)デンプン
(2)アミラーゼ
(3)グルコース
(4) 酵素

(出典:東京書籍・高校生物基礎教科書)

答え合せ

いかがでしょうか?
答えは・・・

グルコース

と答えた方、なぜか多いそうです。
が、グルコースは間違いです。

答えはデンプンです。

なぜ、アミラーゼ問題を間違えるのか。

これ、アミラーゼ問題と言って、最近私の周り(だけ)で盛り上がっている問題なのですが、なぜ、この文章が間違いやすいのか、考えてみました。

僕らビジネスパーソンは、日本語として正しくても、意味を誤解して理解するような文章は書かないように訓練されます(されない人もいるでしょうけど)

例えば、新井紀子教授は、国立情報研究所が公開した「リーディングスキルテストで測る読解力とは」
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20160726-1.pdf
の中で、

「美しい水車小屋の乙女」

という文章を出し(ちなみに、シューベルトの楽曲集の名前です)、「美しい」は「水車小屋」ではなく「乙女」にかかる、という内容のことが書いてあります。

もちろんそうなんですけど、でも、こういう「あいまいさ」を持つ文章をなるべく書かない、というのがビジネス文書の常識なんですよね。

意味を考えれば「美しい」は「乙女」にかかると考えるのが通常ですけど、絶対に「美しい水車小屋」がありえないのか、といえばそうでもないわけで。

この辺のことは、私はコンサルの会社にいた頃に、徹底的に教わりました。

余談:日本語力を上げるためのオススメの本

余談ですが、その時に使った本でオススメの本は以下です。

この著者の篠田義明さんという方は英語の技術的な文章の翻訳をされる中で、「わかりやすい文章」を書く技術を学んだそうです。

つまり、「伝わりやすい文章」を書くには、文学作品を書くような「能力」は不要で、必要なのは「技術」だと。

そして、その技術を余すことなく書かれているんですよね

安いですし薄いですから、この本は本当にオススメです。
ついでに書くと、作文の本は下記があれば完璧。

私は【新版】ではない方の本を持っていますが、

第2章「修飾する側とされる側」
第3章「修飾の順序」
第4章「句読点のうちかた」

までは、全ての日本人が読んでいいレベルと思うほど感動しました。

例文が思想的に偏っているのが私は好きじゃないですけど、それを気にしなければ(あるいは思想が近い方ならば)良い本だと思います(参考までに目次を載せておきます)

【目次】
●第一章 なぜ作文の「技術」か
●第二章 修飾する側とされる側
●第三章 修飾の順序
●第四章 句読点のうちかた
1.マル(句点)そのほかの記号
2.テン(読点)の統辞論
3.「テンの二大原則」を検証する
●第五章 漢字とカナの心理
●第六章 助詞の使い方
1.象は鼻が長い――題目を表す係助詞「ハ」
2.蛙は腹にはヘソがない――対照(限定)の係助詞「ハ」
3.来週までに掃除せよ――マデとマデニ
4.少し脱線するが…。――接続助詞の「ガ」
5.サルとイヌとネコとがけんかした――並列の助詞
●第七章 段落
●第八章 無神経な文章
1.紋切型
2.繰り返し
3.自分が笑ってはいけない
4.体言止めの下品さ
5.ルポルタージュの過去形
6.サボリ敬語
●第九章 リズムと文体
1.文章のリズム
2.文豪たちの場合

私はこの方の「中学生からの作文技術」も「実戦・〜」も購入しています。

さて、話を戻すとそういうわけで、先ほどのアミラーゼ問題の文章は、教科書会社がもっとわかりやすく書いてもいいんじゃないかな、と思うんです。

もう一度、アミラーゼ問題の文章を見てみましょう。

アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

まず、この1文長すぎます。
こういう文章だったら、私ならばこう変えます。

アミラーゼという酵素は「デンプン」を分解するが、「セルロース」は分解できない。
なぜなら「デンプン」と「セルロース」は共にグルコースからできているが、形が異なるため。

「デンプン」と「セルロース」にカギカッコをつけたのは、その2つが対比されているからです。

どうでしょうか。
この方がわかりやすいと思うんですよね。

文章の書き方にも問題があるんじゃないかなぁ。

京野が読めない本のご紹介(笑)

なんて、偉そうなこと書くほど私も読解力が高いわけじゃないですが、難しい本でも何なく読む方っていますよね。ああいう方って本当に頭が良い方ってことなんでしょうかね。

というのは、私が昔在籍していた会社の社長が、オススメしていた本があったんですよね。
それは、ドイツの社会学者「ニクラス・ルーマン」という学者が記した『目的概念とシステム合理性』という本で、この本がものすごく自分に役に立ったと。

なので、5,000円以上する本だったんですけど、尊敬する社長を感動させる本なんてすごいと思って買ったんですよ。

で読んで見たら・・・

「わ・・・か・・・ら・・・ん・・・・」

ぜひ、機会があったら図書館でもどこでもいいので、この本を読んでいただきたいんですけど、私は1ページで挫折するレベルでした。

「何書いてあるのか、全くわからない」

というレベル。

翻訳の問題もあるでしょうし、抽象度が高い文章だということもあるでしょうし、そもそもの社会学・社会システム論(※)についての知識も必要とかだと思うんですけど、私は読んでいて嫌になる本でした。

※社会システム論
20世紀の社会学で中心的役割を果たした、社会を1つの全体的なシステムとしてとらえる理論。マルクス主義と並んで、社会を総体として捉える理論として注目された。創始者であるアメリカの社会学者パーソンズは、「構造-機能」分析という理論を展開し、社会全体を生命体のような1つの自己維持をめざすシステムとして捉え、このシステムには、富を生産し配分する機能、人々の意識を統合する機能等があるとした。しかし、社会を全体としてみる理論は個々人の実存的な意味について問うことができない、として反発も受けることになる。後に、ドイツの社会学者ルーマンは社会システム論に「意味」という要素を取り込んだ。ルーマンによれば、世界とは、私たちが現実に体験できる事柄だけでなく、それを超えた可能性からなる複雑なものである。世界は多様な可能性をはらむ不確実なものであり、これを確からしいものにするために、私たちは意味によって世界を秩序づける。この秩序づけの働きが「複雑性の縮減」と呼ばれる。ルーマンは、社会システムは意味による秩序づけを行う相互のコミュニケーションとしてあり、これを前提として初めて個々人の行為やアイデンティティーが成立すると考えた。
(石川伸晃 京都精華大学講師 / 2007年)

目的概念とシステム合理性―社会システムにおける目的の機能について

ニクラス・ルーマンの本はどの本でもすごく難しいです。
読んだことがない方で読解力に自信がある方は、どの本でもいいのでぜひチャレンジしてみてもいいかもしれません。

私はこの本を読める方ってすごいなって思います。

今日のまとめ

久しぶりにブログ復帰しました!
だらだらと書いてしまってすみません。

MacBook Proを修理したことについて書こうと思ったんだけど、また別の機会に!

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