こんにちは。
「JR東日本では10月1日よりケータイ電話の利用に関しルールを変更し『優先席付近は電源オフ』から、『優先席付近は、混雑時スイッチオフ」になりました。」
というような放送が、昨月から流れ始めました。
そして今日から、JR東日本を含む37社一斉にルール改正となりました。
今日はその辺について、思うことを書いてみました。
レッツゴー・ウンチキスト!
そもそもなぜルールを変えるのかが明示されない
そもそも、なぜルール変更になるのか、そのルールが明示されないのが釈然としない人は多いのではないでしょうか。
ルールが変わるといえば、その必然性があるわけで、それを示されないと、
ペースメーカーが入っている人は
「え?大丈夫なの??」
と思うだろうし、逆に健常者は
「混雑時だけならば、なぜ今まで守らせていたの?」
ということになりますよね。
まずは理由を明示すべき
なぜ、だから、ルール変更に至ったかを放送でも言わないとならないわけですよね。
なぜ、混雑時以外は電源オフにする必要がなかったのか。
実は、2014年にすでに関西ではルールが変わっていた
関西の人たちはご存知なのでしょうが、都内に住む私たちは知りませんでした。
関西では去年からルールが緩和の方向に変わっていました。
結局、携帯電話はキケンなの?
「通話がダメ」という理由と「電源オフ」という理由は全く異なります。
「通話がダメ」というのは、ペースメーカーに誤作動云々のまえに、迷惑だから、ということですよね。
でもしゃべっていなくても「電源オフにしろ」というのは、携帯電話の電波が電子機器類に悪影響を及ぼす可能性があるから、という風に説明されています。
でも本当に危ないのか?
昔は15センチ以内だと誤作動の可能性がある、と言われていました。2Gの時代です。
ところが、3Gになると3センチでようやく誤作動が起こる可能性があるということです。
その3センチの算出も、出力を最大にするなどありえない状況下での測定。
事実上、危険性は見受けられないというのが実際らしいです。
ペースメーカーに詳しい東京女子医大の庄田守男臨床教授は「携帯電話による誤作動の報告は世界で1件もなく、安全」と言い切っているそう。
なので、「混雑時のみ」なんていう中途半端なルールにすることに、私は反対です。
なんか万一に起きた時に責任が取れないから、「私たちはちゃんと注意喚起していました」と言いたいのでしょうね。日本の企業体質だと。
形骸化したルールが存在することは会社のいい加減さを示す
もっとも、変更に踏み切ったのはまだ評価できることです。
形骸化したルールが存在すると、「この会社のルールは破ってもいいんだ?」と示すことになります。
そういう意味では一定の意味はあったと思うんですがね。
私はペースメーカーを入れている知り合いの方が、胸ポケットに携帯電話を入れていて、「大丈夫に決まってんだろ!そんなので誤作動が起こったら日本で何人も死んでるわ(笑)」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
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