写真:asahi.comより
イレブンスリーがテレビで取り上げられていました。
今日はイレブンスリーについて考えてみました。
レッツゴー・ウンチキスト!
イレブンスリーとは?
あまり都内では有名ではないと思います。
私も初めて聞きました。
イレブンスリーとは、走り屋が大阪市の岸和田市付近で、11月2日夕方か11月明朝まで行われる暴走行為をさします。
去年の様子はYouTubeがありました
2015年の様子はツイッターで。
大阪府岸和田市で「イレブンスリー」と呼ばれるバイクなどによる集団暴走があり、警察は少年ら14人を検挙。年々、見物人が増え、周辺住民からは警察に苦情が相次いでいる。 https://t.co/1S2tAy2qIK pic.twitter.com/yH5UPkM9yn
— NTV NEWS24 (@news24ntv) November 3, 2015
岸和田のイレブンスリー #イレブンスリー #岸和田 #2015 ヤンキー怖すぎwww pic.twitter.com/D6p86ROl6N
— マヂキチJapan (@zen_nippon1) November 3, 2015
だんじり祭に続く岸和田の恥部。
イレブンスリー。 pic.twitter.com/PCYAGUTgWY— わり_と_ぐら…ぐら(毎日が) (@serawing901) November 3, 2015
なぜにイレブンスリー?
名称の由来は、11月3日になる日をまたがって集団暴走が繰り広げられるから、という説と、過去に存在した「イレブンスリー連合」という名称が由来という説と双方あるそう。
もちろん、11月3日はNovember Thirdであり、イレブンスリーはまぁ、言ってみりゃ和製英語ということでしょうか。
18歳成人になると変わる?
毎年実施され、地域の中高生には「条例違反かつ危険なので禁止」と指導がされるものの、最近は2000人以上が集まるようになったと言います。
2014年は少年3人が逮捕、4人が書類送検されました。
2015年は14人が検挙されたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151103-00000020-nnn-soci
もっとも、少年といっても17-19歳ということですから、今後18歳成人になると、名前も出るし、少しこの辺も変わることになるかもしれません。
今は、20歳になると、「卒業」といって、「もう子供じゃないから」と自然と暴走行為はやめるのだそう。まあ、暴走族もそうですよね。20歳を超えてやる人は極めて稀です。
いつから続いている?
開始年度は明確ではないものの、1970年ごろから開始されていたのではという説もあるようです。
だとするともう40年以上ということでしょうか。
大阪府警、和歌山県警あたりが対応すべき所管でしょう。
なぜ、そんなに続くのか?
昔からあるものってことだから「最近のこどもたちは…」とかってわけでもないですよね。正直。
ただ、暴走族ってブームが80年代ぐらいだと思いますけど、だんだん都会ではいなくなりましたが、一部地方で脈々とそれが続いているんですよね。
また、都会の暴走行為は、いわゆる「ヤンキー」というよりは、「走り屋」であり、必ずしも格好がヤンキーなわけじゃない、見た目ふつうの人や、大学生なんかがやっていたりすることもあって、ちょっと違いますよね。
ただ、これだけ長年続くってことは、ある程度大人が必要性を認めているということなのかもしれないな、と思います。
どこかで「こういうイベントを応援したい」というような。
成人向けのイベントであれば…
成人向けのイベントであれば、逮捕者は名前が出ますし、逮捕されれば職を失います。
どういう主体が行う違法なイベントがずっと続くのか、考えてみました。
「時間がある」…仕事に忙しければ夜通しは無理(笑)
「守るものが少ない」…法律を破ると、配偶者に迷惑が…など
「ストレスがある」…発散したい年頃でしょ?
「目立ちたい」…これもありますよね。10代って。
「少年法で保護される」…これが一番大きいかな?
というような理由があることが原因だと思います。
あくまで少年に対しては、「懲罰」ではなくて「指導」というのが少年法の基本的な考え方でしょうから、その法律を運用すると、40年間もこのようなことが続く、ということになるのかもしれません。
もちろん、暴走行為はキケンで、迷惑をかけることなので、許すわけにはいきませんけど、それが40年も続いているということであれば、何かしらそれを許容する世間と、それを実施したい主体性の双方が存在していることになります。
走り本来の楽しさってスピートとか加速なのかな?
トヨタの社長が「走り本来の楽しさを」と、「モリゾウ」というニックネームでレーサーとしても活躍しているわけですけど、あんなスピートは公道で出せないわけですよね。
やっぱり走り本来の楽しさって、「スピード」とか「加速」とかなのでしょうか。
私は、そこまで車に興味はないのですけど、スピードを出した時の、スリル感とか、生きているという実感みたいなのは、やっぱりわかる気がします。
必要性があることが起こっている、と考えてみる
問題はあっても続いているものっていうのは、何かやっぱり必要性がある、ということなのだと思います。
問題がない状態で続くのが一番いいんですけど、ただ単に「イケナイことだ」ということだけでは物事は片付かないと思った方がいいと思っています。
例えば、ニューヨーク。
20年ほど前は、凶悪犯罪がしょっちゅう起こっていました。
ところが、とても高かった犯罪率を半分以下に下げ、全国平均よりも下げ、全米で最も安全な大都市にしたルドルフ・ジュリアーニという市長がいます。
彼が何をやったか。それはマフィアと組んだことだと言われています。
具体的には、マフィアに優遇して職を与えたことだ、と。
本来、おかしいことだとしても、「マフィアはいけない」といっても、マフィアは減らないわけですよね。
問題があれば、その問題に正面から向かい「どうしたらなくなるか」を真剣に考える必要があります。
単に「条例違反だよ」じゃダメなのだと思います。
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