【写真】「なめんじゃねぇ」水戸市の荒れた成人式:理由と対策を考える

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水戸市の成人式で、議事進行の妨害行為や小競り合いが起きたというニュース。

今日はこの話を取り上げてみました。
いろいろな疑問を書いてみました。

毎年行われる「成人式」の不祥事

なんのための成人式なのか。
成人おめでとうという文字が空虚に見える。

スクリーンショット 2016-01-10 16.54.02

「成人おめでとう」ではなくて、「おめでたい成人」だ。

どうしてこの新成人不祥事がおこるのか?

それにしても、毎年繰り返されるこの手の行為。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160110-00000537-san-soci

沖縄が有名だが、水戸でもこんなことになっているとは。
こういうことが起こるところと、起こらないところと、どういう違いがあるんだろうか。

言ってみたら「責任感の喪失」なのだろうけど、そんなカンタンでもなさそうな気がする。

また、こういう行為は一人でできない。一人でやる勇気はない。

だから、集団心理もあるのだろう
ちょっとグレてみて、どこまで変なことができるのかが価値みたいに感じるのだろう。

俺たちの頃はだいたい

10代までしかバカ(なこと)はできない

というのが共通の認識だったように思うんだけど(なぜなら、中卒で働いて5年も経つのが20歳だからだ。社会人5年にもなって『恥ずかしい』と思うわけだ)、20歳にもなって、そんなことをするんだなという驚き。

まじめな新成人はどう思っているのか

そして、同じ目で見られる残りの水戸市の新成人もかわいそう。
1,900人の参加者中、わずかなこういう人達のせいで、大切なこの舞台が台無しになってしまう。

でも、そんなことは残りの人達は意外に気にしないのだろうか。
あいつらはあいつら、俺たちは俺、なのだろうか。

それとも、あいつらの不祥事は俺たちの世代の恥だ、なんとかしなきゃ、と思うものなのだろうか。

主催者は本当に祝いたいのだろうか?

水戸市と教育委員会が行っているということだが、水戸市も教育委員会もどういう思いなのだろうか。

やりたくないイベントを仕方がなくやっているということになるんだろうか。

学校にいるときには、いろいろ教育委員会が我々を指導した立場にいた、ということであれば、水戸市の教育委員会も彼らの成長について責任があるんだろうか。

誰のための式なのか

結局、どうすべきなのだろうか。

各人が自覚を持ち、粛々と進む、いや、必ずしも粛々としていなくてもいい、盛り上がってもいい。でも、迷惑をかけないという社会人としてのルールを守らないとならないよね。

まぁ、格好はいいでしょう。こんなカッコがお気に入りで20歳、大人の晴れ舞台にこれを着たいならば。

問題はこの周りに迷惑をかけることについて、なんでしょうね。

ひょっとしたら、彼らのレゾンデートルが「反逆」にあるならば、この行為自体が必要なんでしょうか。というか、反逆も何も、参加は義務じゃないですから、

「いやなら出んな」

ですけど。

主催は水戸市でも、実行委員会は20歳新成人がやる。
本来は、節目に自分たちの成長を宣言して、周りが旅立ちを祝福するという会なのだろうな。

原因と今後の対策について

もう30年近く前の話になりますけど、グレていた友人、私たちのクラスにもいました。

家庭環境に恵まれない人が多かったですけど、恵まれていない人だけではありませんでした。
勉強もできない人が多かったですけど、数学が得意な奴もいました。

彼らが総じてだめな奴なのかというと、ちょっと目立ちたがり屋で、ちょっと悪さをしたい、というような欲求があるだけで、個別に会うとすごくいい奴だったりするんですよね。

だから、こういうニュースを聞くと、残念ではあるのだけど、なんとなくわかるところもあるし。でも迷惑はかけちゃだめだしね。

今後の対策案1:暴走族の先輩が警備員

そこで、今後の対策としては、やっぱり暴走族(なのかな?)上がりで改心して仕事をがんばっている先輩に協力を仰ぐ、というのが良いのではないでしょうか。

別に警備員じゃなくてもいいですけど、お目付役的な。

いちばんグレている彼らを理解できるのも、先輩でしょうし、その立場から「やるべきではない理由」を語ってもらうということが大切なのでしょう。

今後の対策案2:小中学校の人気・影響力のあった先生も参加

あるいは、小学校・中学校で影響力のあった先生にも参加してもらえれば、あえて嬉しい人も多いだろうし、熱い先生ならば、こどもの成長も喜んで来てくれるでしょう。

また、小さい頃から知っている先生であれば

「おまえ、何やってんだ(笑)、カッコ悪いぞ(笑)」

みたいなことも言ってもらえるでしょう。

今後の対策案3:ガキの頃を知る、近所のおばちゃんも参加

結構口うるさいおしゃべり系のおばちゃんだと、面白いですよね。

「たけし、あんた なにやってんの?元気」

「あー、おばちゃん?何してんだよ、こんなとこで?」

「あんたのお祝いきたわよ。なんかちょうだいよ(笑)」

「おばちゃん、普通俺にくれんだろ(笑)」

「まぁ、あんた、恥ずかしくないように、しっかり式してきなさいよ」

「へいへい(笑) またねーおばちゃん」

みたいな。結構面白くない?来てもらったら嬉しいし。

いずれにせよ、何も対策なしに「警備員を増やす」みたいなことは辞めてほしいです。

本質的に、「みんなが祝いたくなる成人式」にしたいですよね。

日本国内で18歳成人が進む中で、20歳になってもこんなものか、と言われないように。

http://www.iza.ne.jp/kiji/events/photos/160110/evt16011015390015-p3.html

evt16011015390015-p3

 

成人式でステージに上がり、議事進行の妨害行為を繰り返す新成人ら=10日午前、水戸市五軒町(坂井広志撮影)(写真:産経新聞)

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