マウンティングするおっさんに会った話

こんにちは。

更新遅くなりましたが、先日「マウンティング」について経験したので、思うところを書いてみました。

レッツゴー・ウンチキスト!

マウンティングとは

そもそも、マウンティングという話を知らない方にも、少し解説を加えて書いていきたいと思います。

1年ほど前に「マウンティング女子」という言葉が流行りました。

それは、女性同士が会話をするなかで、意識的にしろ、無意識にしろ、相手を下に見て、自分のポジションを上にするための会話術を言います。

マウンティングはもともとは、動物(犬など)に見られる、自分の優位性を示すための行為です。相手にマウントする、馬なりになる、という行為です。

この状況が「自分の方が上」ということを「さりげなく」行う女性の行為に似ているということで、「マウンティング女子」という風に言われるようになりました。

2014年には沢尻エリカ主演の『ファースト・クラス』というドラマでこの言葉が話題になりました。

マウンティングの例

わかりにくいでしょうから、マウンティングの例を見てみましょう。

あなたもこういうの、経験ありますよね。

女A:「こないだ一緒に合コンいったじゃん?そのときタケル君からLINEが来るんだけどうざいんだよね〜。ホントに迷惑〜」

女B:「あー、タケル君?あたしもLINE来たけど、めんどいから返信してないわー」

解説:女Aは「私ってモテるよね」という自慢をしている。「迷惑」を言うように見せかけ、「モテる」アピール。

一方で、女Bは、「そんな低レベルの男相手にしているの?ww」という主張。これがマウンティング。

(もちろん、場合によっては、LINEなど来ていないこともあるが、それが事実かどうかはここでは問題にしない)

女C:えー?これが彼氏?へぇ!太ってなんかないじゃん!プーさんみたいで癒やされるよぉ!

解説:もちろん、本当に褒めているわけではなく、「やっぱデブだね」と言っている。

女D:Kちゃん、メイク上手で可愛くていいな♪あたし、女らしくないからメイクとかあんまりしないんだよねー

解説:一見褒めているように見せつつ、「私はメイクしなくても元が可愛いからね」というアピールに他ならない。

まぁ、こんな感じで、自分の優位性をさりげなく主張する行為がマウンティング。(特に女性に見られるということで、マウンティング女子という言葉が生まれた)

男性でも結構あることに気づいた

でも男性でも、こういうことが結構あることに最近気づきました。

無意識に自分もやってしまっていることがあるような気もします。

 

子どもが勉強しなくて悩んでいる、というからまじめに話を聞いていたら、実際は子どもがすごくデキるという自慢だったり。

 

男の場合は、マウンティングよりももう少しはっきりしていて、オスの性質なのか「威張りたい」タイプのヤツがいます。

経営者の団体などに行くと、物腰柔らかい社長も多い一方で、一定数、ことさら偉ぶりたいヤツがいることに気づきました。

先日、都内繁華街で会ったオヤジ

先日、一人で都内の歓楽街のバーに入りました。

マスターがお世話になった方なので、そのマスターに会いたくて行っただけなんですが、一人だったこともあって、周りの人に話しかけたりして仲良くなりました。まぁここまではよくあること。

でもその中に一人、マウンティング・威張りたい男子(おっさん)がいました。

「お前、いい目をしとる」

とか言ってくる。

これ、「お前」などという言い方をしている時点ですでにマウンティングです。

褒めながら自分の優位性を誇示する。これが結構使われるマウンティングの技法であることに結構前から気づいている。

「目がいい」などはなんの根拠もない話だ。

だが、こちらは褒められているので「『お前』って失礼ですね」とも言いにくい。

もちろん、俺より年配者なのだが、それでも初対面でお前と言われる筋合いもない。

そのオヤジにつきあわされていた若い青年が、とことんボロクソに言われていて、かわいそうだったので、少し間に入って話をしていたのだが、そのうちその青年は俺におっさんを任せて一人で席を立つという(笑)

ケンカを売ることがいいこと、という価値観

おっさんは

「お前は、こういうところでもケンカを売れるか?」

と言ってくる。

何を言っているのだろうか。

どうしてケンカを売る必要があるのか。

 

話を聞くと、おっさん、ぼんぼん育ちで小さい頃から金持ちだったとかで、とにかくわがままきわまりない。

サラリーマンだから、周りはやりにくいだろう。

 

大手企業に昔はいたというが「辞めろと言われた」という。

そう言われるって、だいぶ…ひどいだろ…。それでいて、

「俺がまだ残っていたら役員だった」

とか言っている。残れていないですよ…

 

そのおっさんは、寿司屋に入っても「シャリがまずい」といきなり指摘するという。

寿司屋は「このオーダーは○○さんのオーダーよ」とわざわざ厨房に伝えるという。

 

そのおっさんは半端なく料理がうまいらしいが、そんなの関係ないですよね。
単に常識のないおっさんとしか思えないわけです。

だが、面倒くさいおっさんだが、そうは言ってもお客でもあるし、相手は大人なので、折れてくる。

それがなんか心地よくなっているのだろうな、と推察しました。

「俺は男にも女にもモテるんだ」

とか

「良くチューされるんだ」

とか言っていました。どうでもいい。(笑)

ケンカを売ってどうするんですか?って聞いてみた

さて、先ほどの話、お前はケンカを売れるのか?と聞いてくるから

「売れるか売れないかじゃなくて、売りませんね」

と言った後で

「なんでわざわざケンカを売るんですか?」

と聞いてみた。すると、

「西の人間というのはそういうもんや」

「やくざの世界や」

と言っていました。いきがりたいのでしょうかね。

「ケンカ売ってなんぼや、まぁ、ケンカしたあとはたいてい仲良くなるんやけど」

そういえば、難癖つけるヤツいたわ

そういえば、どうでもいいことにも難癖つけるやつが、経営者が多いある団体にいました。

そいつの口癖が悪いせいかと思っていましたけど、同じく、金持ちの子どもで、西の方の人でしたね。

あいつもマウンティングしたかったのか、なるほど、という風になんとなくそれで納得がいきました。

不信とさみしさ

そのおっさんは人事をやっていると言っていましたけど、「だれも信用していない」「俺以外、だれも必要ない」「不要な人間しかいない」

と何度も言っていました。

背後には人への不信があるようでした。

「小さい頃に、親は俺にいくらでも金をくれた。でも、金だけだった」

と。

公職についている教育一家に生まれ、不自由しない幼少時代。

中高で一月にツケで数十万飲み食いして、親が何も言わずに払ってくれたというぼんぼん育ち。

50代になっても、人への配慮はできず、ことさら攻撃して自分の優位性を誇示する。

なんだか、とても悲しい人にみえてきました。

そこには、他人に対する「不信」と彼の「孤独感」を感じました。

「あいつは俺のこと嫌いだ」

「俺の会社の奴らはみんな俺のこと嫌いだ」

「部長はアホでしょうがない」

虚しさが残りました。

社会人になれば一定数、攻撃してくる人はいる

このブログを書きながら、結局俺は何が書きたかったのか。

(と自分に問いかけながらまとめているんだけど)

社会人になれば、一定の割合でことさら攻撃してくる人はいる。

でも、その攻撃はきっとその人個人が持つ寂しさから来ることだ、と知ることで、冷静にいられるように思います。

また、別に無理してそんな人とつきあう必要はないですよね。

そのアホに気に入られようと思う必要もない。

自信のない人なんだな、と思ってスルーするのが一番いいんじゃないですかね。

まとめ

攻撃してくる人は、ほどよくスルーしよう

(同じ次元に立って、ケンカする必要はなし)

「争いは、同じレベルのモノでしか発生しない!!」

conflict

 

 

 

 

 

 

 

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