【恥】アディーレ法律事務所が景品表示法違反という違法行為

bengoshi

こんにちは。京野です。

最近テレビをつけるとよく目にする、

「アディーレ法律事務所」

ここが、景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を受けるという失態をしました。
今日はこの件について書いてみます。

レッツゴー・ウンチキスト

アディーレ法律事務所って何してるの?

主に債務整理です。もっと言うと、その中の過払い金返還請求をすることです。

2つあった矛盾する法律

簡単に言うと、昔、金利について2つの法律がありました。

利息制限法と、貸金業法です。

利息制限法…年20%(10万未満)、18%(10~100万)、15%(100万以上)
出資法…年29.2%まで処罰なし

この間の金利で支払った場合、任意で払ったならば罰しない(合法)ということになっていたんですけど、実際には「任意」で払うバカなんていないわけです。

当然、払いたくないけど、払わされていた実態があった。
結局2006年に改正が行われて、いわゆるグレーゾーン金利で支払ったものは、期限内にその証明をすれば返してもらえることになった。

つまり、
29%の利息で払っていたけど、実際は20%で良かったので、その差額を返してくれ、ということを国が認めたと。

借金している人は結構世の中にいるもので、支払った人が全部申請していないことが多いのですけど、申請したら戻る人はたくさんいるということですね。

まして、大手消費者金融はコンプライアンス上、支払いを拒否することもできないわけで、その支払を100%承認することになっています。

その書類をつくるにあたり、もちろん自分でもできます。でも、

「自分で間違ったら困りますよね」とか

「面倒くさいでしょ?」とか

「こういう取り立ては弁護士が一番」

とかいって、大した内容でもないのに、弁護士が出てきて、かなり高い手数料収入を取る、というモデルができあがりました。

誰でもできる簡単な作業で、しっかりお金が取れる。
(金融企業から取り立てるので取りこぼしがない)
どんな弁護士にもできて儲かるビジネスモデルができあがったわけです。

正直弁護士としてこんなレベルの仕事をしているのはどうか、ということですが、まぁ、弁護士も背に腹は代えられないわけです。

お金がほしいのです。

30%~40%もマージンを抜く、えげつない商売

トータルで30%程度のお金を取るというモデルです。

実際の例で見てみると

着手金 3万円
解決報酬金 3万円
過払い金報酬 25%

100万円の過払い金返還請求で考えたら、
31万円で31%。

50万円だったら
18.5万円で37%。

3割もぼったくるモデルということです。

なぜ30%も取られて平気なのか?

そもそも、戻ってこないお金だと思っているというのが大きいでしょう。
だから、戻ってきただけで幸せ。
そこに付け入るモデルです。

弁護士が返還請求で躍起になる理由

CMまでやって、なんで弁護士がこれをやるのでしょうか。
当然、濡れ手に粟の儲かるモデルだからです。

弁護士ってあらゆることができるんですけど、司法制度改革の余波で、弁護士が増えてしまいました。

需要と供給の関係で、昔は資格だけを取ればだれでも先生でしたけど、弁護士が増えたせいで、価格競争になり、仕事にあぶれる弁護士も増えてきました。

そのため、昔であればやらなかったような、債権回収というようなことにまで手を伸ばしてきました。

昔ならば、行政書士がメインでやっていたと思います。
この、法律事務所、結構他の法律家を馬鹿にしているコマーシャルをやっています。

債務の取り立てには、弁護士が一番!とばかりに、他の法律家(行政書士?)をホントに馬鹿にしたCMで不愉快でした。

そのアディーレ法律事務所が「優位誤認」の違法行為

そのアディーレ法律事務所が、法律の専門家と自称している人たちが、景品表示法違反という、消費者を欺く行為。

「今なら安い!」

と言いつつ、いつもキャンペーンをやっていた、ということです。

法律家ならそれが違法行為だと知らなかったのでしょうか。
そんなところに任せて大丈夫でしょうか。

私なら絶対頼みませんね。

ホントに、過払い金がある場合には、どうしたらいい?

どこでもいいので、無料相談で、必要なものを聞き出しましょう。

最低限のお金が戻るかの判断はしてくれます。

あとはネットで調べてみてもいいでしょう。
実際に自分でやった人の例がいくらでもあります。

http://ameblo.jp/dadandidandan2/

なお、こういう人に対して「危険」とか「専門家に任せれば」という人は、たいてい利害関係者です。

「弁護士が自分で取り立てる方法を教える」と謳うサイトは、結局「弁護士のほうがいいでしょ?」というトーンになっているから気をつけましょう。

http://best-legal.jp/overpaid-money-by-oneself-895

いずれにせよ、みんな生きるためにお金がほしいんですよね。

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