こんにちは。
ショーンKさんの経歴詐称問題がだいぶ盛り上がっていますね。
東京ではJ-Waveで15年もDJをやっているので、知名度が特に高いのかもしれません。
でも、地方では「だれ?」っていう意見が多いような気がします。
今日はショーンKについて書きたいと思います。
レッツゴー・ウンチキスト
文春がショーンKの嘘を暴く
最近は不祥事が知られることが多くなりました。
週刊文春がスクープを連発していますしね。
ところで、みなさんは今回の事件、どう思いました?
佐村河内やましてSTAP細胞の話とは一緒にならないように思うんですよね。
どうして思うのか、ちょっとその理由を考えてみました。
なぜ、ショーンKは嘘をつくのか
そもそも、なぜ彼は嘘をついたのでしょうか。
嘘をついたのは結構前のことで、有名じゃなかったし、まぁ、適当にふっかけとけってことだったんでしょうかね。
ショーンKの功罪
ショーンの前に佐村河内について考えてみましょう。
佐村河内が非難されたのは、
- 自分が作っていない曲を自分が作ったと言っていた
- 目が見えるのに「全盲だ」と言っていた
- 障害者手帳まで交付を受けていた
というところだと思います。
でもショーンKはどうでしょうか。
暴かれた嘘はこのようなものでした。
- コンサルタントとしての経歴も嘘
- 海外有名MBA取得などの経歴が嘘
- ハーフというのも嘘
- 顔も整形
- 身長も170cmは嘘で160cm
確かに一流のコンサルタントではなかったでしょう。
日本の本部や海外の支店もレンタルオフィスだったというお粗末ぶり。
でも、彼の渋い声での語り口に聞き惚れていた人にはどうでもいい話だし、
一流のコンサルタントだからこそ聞いていたことなんてあったのでしょうか。
正直、嘘の経歴でコンサルタントを受けるのは問題があると思います。
それは仕事の本質に関わるからです。
でも、DJとしてはいい仕事をしていたと思います。
J-Waveで彼の話を聞いていて、いい印象こそ持ったものの、悪い印象を持ったことがありません。
彼は47歳だそうです。15年前にJ-waveに出た時にはまだ32歳。
自分をまだまだ大きく見せたい時だと思います。
大きな仕事を受けるための、見栄、ホラ。
みっともないと思いますけど、でも大きな仕事を受けるために、大きな嘘をついた経営者を何人か知っています。
実際有名な起業家でも過去の話としてそういうことをした人は聞いたことがあります。
私の知っている沖縄の有名な社長さんは、トラックの運転手で仕事をもらうのに、倉庫もないのに大きな倉庫を自社で持っていると嘘をついて、仕事をもらってから必死に倉庫を借りて、大きなことばかり言って仕事をしたと言っていました。
堀江貴文氏も、小室哲哉の会社から仕事をもらうために、できることもできないことも「できます」と言って受けて、なんとかしようと頑張ったと本に書いてあったと記憶しています。
ハーフなんてどうでも。
顔もいいじゃない。
身長も関係ない。
だから、なんだかちょっと本質的な問題ではないと思うんだよな。
いや、自分のために嘘つくって良くないけど、まぁ、わかるっていうか。
聞き手を惚れさせる渋い声、流暢な英語…
彼の聞き手を惚れさせる渋い発声法、
そして、流暢な英語。
いずれもそれは嘘ではなく、それが良かったからこそ15年も使われ続けてきたのだと思います。
世界を飛び回る戦略コンサルタントじゃないことぐらい、わかるじゃないですか。
いや、正直「ほんとかよこれ(笑)」と思ったことがありました。
彼の経歴を見て。
嘘とは思わなかったけど「まぁ、今はこれ、やっていないよな」って。
彼のインタビューは本当に聞いていて楽しかった。
別所哲也の朝の番組でも、別所さんが夏休みとかでお休みの時には、代打でショーンKが出たりしていました。
別所さんはしゃべりのプロじゃないけど、ショーンが語るとやっぱりうまいなぁ、なんて思って聞いていました。
京野、ショーンのCDも購入していた!
ショーンを知って声が良いなぁと思って、彼のCDも買ったことがありました。
どの程度聞いたか忘れてしまったのですが、Amazonで確認したらやっぱり購入履歴ありました。
と!思ったら手元にありました。これです。
ま、これはMBA取得しているということと関連があるので、肩書は少し問題になりそうです。
ただ、このCDに書かれている肩書は
著者/CDナビゲーター
ショーン・マクアードル川上:経営戦略コンサルティング会社代表取締役、マネジングパートナー。NY生まれ。英語でのビジネス・コミュニケーションのトレーニングセッション主宰。首都圏FM放送局J-WAVE「MAKE IT 21」のパーソナリティとしても活躍中。
です。名前が嘘だとかあるでしょうけど、本名じゃない人はいくらでもいるので、ここは間違いはおそらくNY生まれ、だけでしょう。
これがどれほど問題があるかといえば、それほどじゃないと思います。
嘘はいけない、という倫理的な問題はあるが
嘘は私は嫌いです。
嘘をつく人が本当に嫌いだった。
特に10代の頃なんて、嘘をつくことが信じられなかった。
でも、世の中嘘をつくことが社会人としての基本的なスキルな部分もあるわけです。
例えば、相手への印象を聞かれた時、評価を聞かれた時。
本音で思っていることと違うことを言わない人のほうが少ないでしょう。
これは相手を思いやる嘘だから、当然許されることです。
ショーンKの嘘は自分のために、自分の仕事を増やすためにやったのでしょう。
だから良くないことではある。
でも、地元の人間は自分があの川上くんだとは誰も知らない。
だからこそ、地元に帰って皆と会うこともできない。
NY生まれと言った瞬間に川上伸一郎と決別しなければならない。
ハーフを演出するために、整形もしたようですけど、その覚悟たるや、大変だったのだろうなと。
有名になれば有名なるほど、嬉しい半面、いつかバレるのではとヒヤヒヤしながら生きていたのだと思います。
そもそも、数カ月前にサイゾーだったかで、そのショーンKの会社がペーパーカンパニーだということは指摘を受けていたようです。私も記事を見た気がします。
期間検索で去年の記事ですが、こんなものが見つかりました。
=====引用ここから=====
報ステのイケメン「ショーン川上(ショーンK)」さんの世界7都市を拠点とする会社って本当に実在してるの? (self.newsokur)
fgtrg785dfes が 7ヶ月前 * 投稿
ショーン川上さんの世界7都市を拠点とする会社って本当に実在してるの?彼自身のLinked in(米国のビジネスマン向けSNS)の説明では、 「Bradstone Management Initiative Limited」という会社を経営していることになっている。
そして、彼自身のサイトのプロフィールでは、 「米デラウエア州に経営コンサルティング・ファームブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッドを設立、代表に就任。 現在、東京、ニューヨーク、パリ、シンガポールなど7都市を拠点に、日本企業、外資系企業の様々な事業領域における戦略コンサルティング業務、投資ファンド運営事業、地方自治体、各国政府・行政団体へのアドバイザリー・サービスに従事。」
とある。(http://www.seank.biz/profile.html)
とりあえず彼の会社をググってみると、検索結果一番目に出てくるのが、 彼個人のプロフィールサイト(www.seank.biz/cunsulting.html)。
それ以外の検索結果では、その彼の会社が運営しているWEBサイトは見つけられなかった。 海外で7都市で活動しているには不思議なことだと思い、もう少し調べたとこ手がかりが見つかった。Google検索結果で出てきた、2番目がPDFのサイトで、以下のもの。 http://www.bradstone-mi.com/consulting/client_profile.pdf
このPDFの一番下の部分に、彼の会社の住所の記述があり。
「Bradstone Management Initiative Limited – New York, Los Angeles, Milan, Paris,Singapore, Tokyo 2009©Bradstone Management Initiative Ltd. This document contains confidential information provided by Bradstone Management Initiative Ltd. and is for the exclusive use of the individual or entity to which it is addressed and is confidential.
US headquarters: 3422 Old Capitol Trail, Suite 700, Wilmington, Delaware, 19808-6192 USA」こちらの最後の記述のUS head quartersのデラウェア州の住所を検索すると、以下のサイトが出てきた。 http://www.delawarebusinessincorporators.com/
サイトを翻訳すると「デラウェア州バーチャルオフィス/デラウェアオフィススペース- 月額75ドル」とある。 このサイトは、(ペーパーカンパニー向けなどの)住所貸し会社のようだ。ちなみに、彼の会社が発行したらしいこのPDFドメインがhttp://www.bradstone-mi.comで、 このドメインは、現在は使用されていないようで、「お名前.com」に飛ばされてしまう…
突然、報ステのレギュラーコメンテイターになられたショーン川上氏。米国人でイケメン。しかし過去の彼の写真を見るともっと日本人っぽい。顔が過去と比較するとかなり変わった感じがする。 何者なんだろうね?
=====引用ここまで=====
このあたりは、本人もヤバいと思ったのか、徐々にプロフィールから消えていってはいたようです。
でも、webから消してもwebキャッシュが見られたり、昔のサイトでも見られるサービスがあったりするので、彼が過去に書いていた情報が明らかにされました。それは文春に詳しいです。
そこで彼は詰んでしまった。
ショーンKはどうしたらよかったのか?
もちろん、最初から嘘などつかなければ良かったということはあるでしょう。
でもついてしまったら?
ついて大きく見せて仕事をさせてもらったら、本当にいい仕事をした。
もはや、だれも「経営コンサルタント」としてではなくて、「DJ」「司会者」としてのショーンKとして認知するようになってきた。
そしてついに報道ステーションにまで。
そうなっているときにいまさら「実は…」とは言えなかったのでしょう。
「バレるときまで走り続けなければ」ということだったのでしょう。
ずっと不安を抱えながら生きていたのかもしれないと思ったら、なんだか可哀想になってきました。
ショーンKはウィキペディアによれば1968年3月21日生まれ。まもなくですね。
どのような48歳を迎えるのでしょうか。
なんか助けてあげたい気がします。いや、何もできないんですけどね。
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