こんにちは。
最近、なんか学生運動が流行っていますよね。
今日はその辺について思うところを書いています。
レッツゴー・ウンチキスト!
「安保法案に反対するグループ」SEALDs
このシールズという団体が、日に日に活動を大きくしています。
参考:
http://blogos.com/article/134246/
参加者も徐々に増えていて、この間の国会前のデモは主催者発表で10万人になったということでした。でも警察は7,000人と言っていたと記憶しています。
だいたいにして、主催者発表というのは誇大化されるものなので、それは信用しないほうがいいんですけど、まぁ、そんなものです。
参加したい学生の気持ち
1960年のいわゆる安保闘争の時に参加した先輩方の何人かに話を聞いたことがあります。
その当時の話を聞くと、ホントに思いがあってやっていたのだろうな、と思っていたのですが、いま話を聞くと、そういう感じでもなくて、
いや、もう参加するのがその時の流れだった
とか、
反抗するのが若者だった
的な話を聞くと、そこまで考えてもいなかったのかなぁと思ったりもします。
色々不満が溜まってくると、活動したくなる、という本質的な欲求があるのだろうな、なんて思ってしまいます。
見守るオトナも「なんとなく心強い」と感じる
それはそうとしても、見守るオトナも若者が行動しているのを見ると、どこか嬉しい気分になるのは私だけでしょうか。
スポイルされたといわれる「ゆとり世代」。
そういうレッテルを貼られていた世代ということもあると、逆に反抗したくなる気持ちにもなるのだと思います。
当初は坂本龍一さんぐらいでしたけど、茂木健一郎さんなんかもシールズのデモで応援をした、なんて話を自ら語られたりすると、やっぱりその勢いは増していったのかなぁなんて思います。
黙っていないで行動する。
これは、素晴らしいことで、やっぱり民衆が声を上げるということは必要だと思います。
実は、色々な国の手が入っているデモ
しかしながら、本人たちで気づいていない人も多いでしょうけど、今回の安保法案に関しては、様々な国の思惑もあって、中国はなんとしても止めようとして色々と活動しています。
民主党にはそういう手が入っているし、学生にも見事に入り込んでいます。
憲法の問題と実際の国際的な社会で日本をどう守るか
結局、憲法が最高法規で、憲法に反することはできない、というのが日本です。
しかしながら、憲法改正の手続きは実際難しいです。
戦後作られた憲法が未だに一回の改正もなく継続していることが、それを物語っています。
憲法改正の発議は国会議員の2/3が必要で、その後国民投票で過半数をとって、初めて憲法改正となります。
2/3ならば圧倒的多数をもっている与党群ならば可能でもありますけど、(だからこそ安倍さんもそうしようとしていたわけですが)結局はなかなかそれができない。
これまで維持していた憲法こそが平和憲法、だから変えるのはダメだ、あるいは変えることには慎重になるべきだという議論があるからです。
やっぱり物事を変えるってホントに難しいですからね。
なので、結局憲法は変えられない。
すると、「解釈を変える」で進むしかないわけです。
ホントは自衛隊だって違憲だけどね
以前、私は伊藤眞先生に、法律を教わっていたことがあります。
その時に、憲法の2つの課題として、先生があげられていたのが、
1.天皇制
2.自衛隊
でした。
天皇には、人権がなく、居住移転の自由も認められず、職業選択の自由も与えられず、厳密には婚姻の自由もないと。
それはたまたま日本国に生まれてきたのに、そういう権利が保証されないのはどう考えるべきなのか、という話でした。
そして、もう一つは自衛隊。
これは条文を普通に読めば、そもそも自衛隊自体の存在が苦しいと。
日本国憲法 第9条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
そういうことでした。
21世紀の政治はどう行われるべきなのか?
これだけ情報化社会になってくると、どのように政治が行われるべきなのか、ということになると思います。
民主主義の前提は公開なのだけど、情報化が進んだ現在では、そんなことを言っていたら手の内を諸外国に見せることになります。
高度に、秘密裏に行わなければならない政治判断がこれからは多くなってくると思うんだけど、それと公開主義・民主主義との前提との調整をどうとるのか?
安保法案は徴兵制の始まりなのか
安保法案は通さないとダメです。
戦争法案とレッテルを貼っていますが、戦争法案にはなりません。
徴兵制が始まるというのもウソです。
そもそも、徴兵制は成功しないことはベトナム戦争以降、わかりきっています。
やるならば、志願兵です。
21世紀の戦争とは
高度に技術化された21世紀の戦争においては、旧来のような兵の数が大切ではないのです。
ある学者によると、21世紀の戦争は数秒で事実上終わる、という話を聞いたことがあります。
だから「徴兵制が復活する」「我が子を戦地に行かせるな」なんて訴えは、全くウソなんですけどね。
自分の国は自分で守るしかない
そもそも、「絶対安全なのか」とかいいますけど、アメリカ人が日本人を守ってくれると思うんですかね。それでいいんでしょうか。
憲法上、戦争の放棄を謳っているから、闘いになったら非暴力で生きるんですか?
世界の治安は変わっている
昔は、自宅に鍵をかけなくても、泥棒が来なかったから良かった。
でも、世界は常に変わっている。
今は、鍵をかけないと危険な世の中になった。
自衛をする必要がでてきたときに、「これまでと同じルールで」といってもダメな場合があるわけです。
原則論は重要だが
そのために、憲法を変えるべき、という論点は当然重要。
でありつつも、喫緊の問題に、そんな悠長なことをしていられないというのが現実だと、私は感じています。
だって、ホントに海外は日本に迫ってきているんだよ…ホントに。
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