内定者への「オワハラ」への対策と、人事担当者の頭の中

NAITEI

こんにちは京野です。

さて、10月1日から企業が正式に内定が出て、とはいえ、実際には内定者はいて、一斉に内定式が10月1日に行われますね。

10月1日に内定式に出るっていう学生の方も多いのではないでしょうか。

特に上場している会社とかは10月1日に内定式をしたりします。

内定式の目的は意識の変革と囲い込み

企業が内定式をする目的は大きく2つあって

1.学生気分を脱却し、社会人としてのマインドを持って欲しい

2.共通の仲間を作り、いい会社だと見せることで(内定辞退せずに)入社して欲しい

というようなところでしょうか。

内定辞退に対する、企業の捉え方

もっとも、内定辞退というのは、企業によって捉え方は様々で、早めに辞退してくれる方がありがたいと思っている会社も結構あります。

そもそも、新入社員など(短期的には)赤字の原因しかないのが殆どで、2-3年してようやく戦力になるというのが現実だと思います。

なので、2-3年して教育に手間と金をかけてから辞められるよりだったら、早めに辞めてくれたほうがお互いのためにいい、ということになります。

そもそも、全ての人に合う企業など存在するはずもないので、内定前に客観的に企業を見る目を養うことが大切です。

内定は辞退すべきなのか?

でも、内定をもらって、人事の人と触れたり、情報を集める中で「やっぱりこの企業は違うかも」と思えば、内定を蹴ることも人生にとっては大切なことだと思います。

もちろん、「一生この会社にいるわけじゃないし」という人がいるのはわかります。

でも、22歳頃の1年って40歳になってからの3年くらいの価値はあるので(感覚値ですけど(笑))、しっかり冷静に判断する必要はあります。

「オワハラ」って何?

オワハラって知ってますか?

就職活動を終わらせるハラスメントでオワハラです。

「就活終われハラスメント」です。

 

具体的には、

その場でリクナビの登録を抹消させる

とか、

その場で、他の選考に断りの電話を入れさせる

とか、

辞退をほのめかすと人事担当者がキレてくる

とかです。

でも、厳しいことを言うようですが、こんなことは承知の上で、対応していかないと駄目だというのが社会人です。

時には

「食事に誘われてごちそうになるうちに、申し訳なくて断られなくなってきた」

なんて人もいますけど、こんなの序の口というか、そんなことで断れなくなる方が悪いです。

NOを言える社会人になれないとダメだ

「入社します」と言ったのに「やっぱりやめる」と言うのですから、キレられる事があっても、冷静に対応しましょう。

第一希望でもないのに「第一志望です」「内定を頂いたら、絶対に入社します」と口先三寸で心にないことを言ってきたのだから、その程度で凹んでいてはいけません。

入社のために本音と建前を使ったのならば、人事担当者が豹変しても、「コレが現実か」と思い、自分の信念は貫きましょう。

もちろん、他に内定をもらってから、でいいですけどね。(それまでは入社する可能性があるわけですし)

オワハラへもしっかり「NO」を。

リクナビの登録を抹消させるとか、内定辞退の電話をさせられることの対策としては

「リクナビの登録はもう抹消させてから来ました!」

と話すとか、どうしてもならば虚偽のアカウントを作っておいて、人事の前で削除するとか(リクナビの規約違反ですし、同じ名前と大学だから難しそうですけどね)。

内定辞退に関しては「内定はもらっていない」と言っていればいいだけ。

「内定もらいました」なんて言うから、「辞退しろ」と言われる

わけです。学生って「内定を他でももらっています」と伝えたほうが自分の価値が上がるのではないかと感じて、

アホなやつだと1個もないのに 「3つほど頂いています」

なんて言う人がいるんですけど、全く意味が無いので、その内定自慢はやめましょう。

自分の情報を出せば出すほど不利になります。

内定は伝えない!!

これが鉄則です。

内定辞退を伝えるときに、「え?他も受けてたの?」とか嫌味を言われることがあっても、それはそれ。

もう既に内定をもらってしまったことを伝えている場合に、オワハラを受けた場合はどうするか。

たとえば、「この場で内定辞退の電話を入れてくれる?」と言われたらはっきりと

「いえ、それは申し訳ありませんが、致しかねます。先方の人事の方との人間関係もありますので、辞退の際には会ってお伝えすることにしています」

と言いましょう。もじもじ言うのではなく、自信を持って、笑顔で言いましょう。

それでもグダグダ言われたら、

「この場で辞退しなければ内定がいただけないということですか?」

「それは御社として公式の見解なのですか?」

と言いましょう。向こうもオワハラとは言われたくないし、言うことにデメリットが無いから言っているだけで、内定がもらえたならば、それは必要な人と思われていますし、他を切らないならば内定を出さないなんて考えている会社はないです。

人事担当者の頭の中

でも、人事担当者は採用計画にしたがって、確実に入社する人の頭数を用意しないと「使えない人間」の烙印を押されてしまいます。

だからなんとしても、採用計画通りに採用したいのです。

あなたが、頭数に入っている場合はなおさらで、入っているのに蹴られるとまた別な採用が必要になるわけで、その辺は理解しておきましょう。

特に、採用数が少ない会社は、大変です。

2人採用予定なんていう会社だと、1人辞めたら50%採用が減るわけですからね。

100人、200人という会社であれば、まぁ、どうってことないんですけどね。

とはいえ、そういう会社ほど採用マニュアルがしっかりあるので、囲い込み、辞退の心的障壁を作る可能性はあります。大企業でもオワハラをする可能性は多いにあります。

再優先すべきことは

いずれにせよ、再優先すべきことは、あなたが本当にどこに行きたいか、です。

それにしたがって、内定をもらったところは活かしつつ(内定を2つ以上掛け持ちする必要はありません。2つある場合は、より行きたい1つを残し、1つは断りましょう。それが礼儀です)、本命を狙っていきましょう。

 

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