今日は哲学の日です。
紀元前399年の4/27、ギリシャの哲学者ソクラテスが、死刑執行された日です。
獄中で死刑執行として毒を飲んで亡くなりました。
今日は、ソクラテスについてうんちくを溜めましょう。
レッツゴー・ウンチキスト!
ソクラテスってどんな人?
ソクラテスは古代ギリシアの哲学者です。
哲学の祖として知られ、以後、西洋哲学に大きな影響を与えました。
彼自身は著作を残しておらず、彼の内容は弟子のプラトンが書き記したものです。
現在のアテネで活動し、対話的問答により相手に無知であることを自覚させようとした人です。
それを「無知の知」と言いました。
しかし、その手法はアテネ市民に受け入れられることはなく、裁判にかけられ、死刑判決を受けることになりました。
「悪法も法なり」
ソクラテスの有名な格言に「悪法も法なり」があります。
これは、ソクラテスの死刑判決を受け、弟子たちが脱獄をソクラテスに勧めた時に言ったという言葉です。
私は長い間、君たちに法律に従うように説いてきた。その私が、どうしてここから脱出できよう。死ぬことと、自分の信念とどちらが大切だろうか。【覚書き:ソクラテスが裁判で死刑判決を受けた時に、弟子たちから牢屋から脱出して外国に逃げたらどうかと言われた時の返答】
ソクラテスの恐るべき妻
ところで、有名なソクラテスですが、結婚に関してこんなことを言っています。
「結婚してもしなくても、どのみち君は後悔することになる。」
ソクラテスの妻、クサンティッペは恐妻として知られていたようです。
クサンティッペが恐妻と言われるエピソードは以下
- ある時クサンティッペはソクラテスに対して激しくまくしたて、彼が動じないので水を頭から浴びせた。しかしソクラテスは平然と「雷の後は雨はつきものだ」と語った。
- ソクラテスが語ったとされる言葉にこのようなものがある。「セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから」。
- ソクラテスが語ったとされる言葉にこのようなものがある。「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」。
- 「そんなにひどい妻なら別れたらいいじゃないか」と言った人に対し、ソクラテスが語ったとされる言葉に次のようなものがある。「この人とうまくやっていけるようなら、他の誰とでもうまくやっていけるだろうからね(以上、Wikipedia)
ソクラテス本人もなんだか悟りの境地に達していますね。
ソクラテスの妻が悪妻だったとして、ソクラテスの命日である本日4/27は「悪妻の日」としても知られています。
結婚。いいことと悪いことと合わせて全部、人生を彩る花なんだと思います。個人的には。
ソクラテスの名言
友と敵とを持たねばならない。友は忠告を、敵は警告を与えてくれる。
富める人がその富を自慢しても、彼がその富をいかに使うかがわかるまで、彼を褒めてはならぬ。
最も尊重しなければいけないことは、生きることではない。善く生きることだ。
私は豚となって楽しむより、人となって悲しみたい。
ソクラテス関連の本
『ソクラテスの弁明』は大ベストセラーですよね。大学時代に読んだ記憶があります。
こちらは漫画版。活字がニガテなのでこのシリーズ好きです。
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