消費税10%が見送りになるのはほぼ確定らしい

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こんにちは。京野です。
今年度に入って更新が遅れていて申し訳ありません。

さて、消費税の増税は来年4月に決定していますが、実際どうなるのでしょうか、ということを取り上げました。
レッツゴー・ウンチキスト!

消費税8%で景気が悪くなった

成果を出してきたと言われたアベノミクスも消費税が8%に上がってから褒められるようなことが少なくなってきました。

あらゆる統計・指標が「増税の悪影響」と言っています。

さて、約1年前の2015年3月31日に、本来去年(2015年)の10月に実施していた消費税率10%の引き上げを1年半延期して、2017年4月とすることが確定しました。

しかもここでは「景気条項」と言われたモノを削除し、景気の情勢次第での先送りをできなくしました。なので、「リーマンショック並みのことが起こらなければ」消費税の増税の再延期はない、と言ってきました。

国民も増税延期を希望

まず、世論調査では65%が増税の延期を求めています。
消費税上げ「延期を」65%…

読売世論調査 2016年04月03日 22時06分

もう首相に近い人達は100%ないと言っている

ところが、最近は学者を呼んで増税はすべきかどうか、ということを首相が確認しています。確認しているというか、もうこれはパフォーマンスで、すでに首相の腹づもりでは増税しないことを決めていて、それを公的に示すためでしょう。

増税は世界との約束だったが

やっぱり増税は世界に約束したモノでもあり、増税自体は各国から評価されていました。

財務相、消費再増税「国際的に大きな約束」 衆院財金委
2014/10/17 11:38 日本経済新聞

プライマリーバランスの赤字を減らすことが国際公約となっていて、そのための増税だったわけです。

しかし、やはり増税が消費を落としていることがあらゆる統計や指標からわかってきた。
なので、「日本経済がよりひどくなりそうなので、専門家の意見を元に、増税時期を変更しようと思う」ということを外部に伝える必要があるわけですよね。

延期か、凍結か、減税か?

最近、首相の近辺を知る人からは、延期はほぼ間違いないと言われるようになってきました。

あとは、延期ではなくて、凍結の可能性もあります。
再延期といったら、いつ延期するのかという話になります。
完全に凍結としてしまう可能性もあります。

それどころか、減税論も出ています。

若田部・早大教授「凍結すべき、5%に減税も」 消費増税
2016/3/16 19:23日本経済新聞 電子版

本田悦郎内閣官房参与も消費税は7%に引き下げるべきだと言っています。

『理想論としては「7%への減税を打ち出せば、国際的に非常に強いメッセージになる」と述べたが、政治的には難しいとの見解も付け加えた。』

インタビュー:消費増税は物価2%達成が前提=本田参与

個人的に、消費税は下げて欲しいが

個人的には消費税は目に見えるモノなので、下がる方が嬉しいんですけどね。
財布って大きければ大きいほど使っちゃうじゃないですか。

財務省は財布が小さくなるのは嫌だし、各省庁も割り当てられた予算が減ることは絶対嫌で、予算を消化するために無理やりでも年度末に使っていたりするわけですよね。

実際、少ない予算だったら少ない予算でなんとかなるんじゃないですかね。
公務員の人件費は減らないどころか増税が決まって増やすことが決まったなんて聞きましたけど、民間の人からボーナスカットだ、ベースダウンだと聞くと、公僕たる公務員がそこから隔離されているというのはやっぱりどうかなと思うわけです。

歳入が少なくなっても結局国債の発行で賄うんで、結局は国家予算を減らそうなんて発想にはならないのだろうと思いますけどね。

いっそのこと、消費税なんて「無し」にしちゃったらダメなのかしら?(適当)

1%で2兆円くらいでしたっけ。
8%で16兆円か。うーん。

景気って気分だから、なんとかなったりして。

参考:平成28年度一般会計歳入歳出概算

<歳入>

  • 租税および印紙収入 57.6兆円
  • その他収入     4.7兆円
  • 公債金       34兆円

合計 96.7兆円

<歳出>

  • 国債費 23.6兆円(借金の返済です)
  • 基礎的財政収支対象経費 73.1兆円

合計 96.7兆円

平成28年度一般会計歳入歳出概算

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