こんにちは。京野です。
昨日12月16日の午後、澤穂希選手が現役引退を発表しました。
澤穂希選手は日本人ならばみんな大好きですよね。
私も大好きです。
彼女には、本当に感動をもらいました。
「辛い時には、私の背中を見て」
ホント、かっこいいです。
だからこそ、残念でしたね。引退は。
今日は澤穂希選手の引退理由について考えてみました。
レッツゴー・ウンチキスト！
選手が引退を決断する理由
一般的に選手が引退を決断する理由は何なのでしょうか。
大きく５つでしょう。
１．満足できるプレーができない
（１）怪我
（２）体力の衰え
（３）契約更改されず
２．続けるモチベーションが保てない
（１）金メダルや大記録の達成などやり切った感
（２）他のことがしたい
３．法令違反
４．環境に関する理由
（１）経済的な理由
（２）周辺の人間の理由
（３）その他、宗教など
５．妊娠
１．満足できるプレーができない
一番多いのは、１の満足できるプレーができないというものでしょう。
（１）怪我や（２）体力の衰えは加齢と共に理由として増えてきます。
プロであれば、体にメスを入れることも幾度もあるでしょう。
そういう意味で、複合的にこの理由は積み上がります。
（１）（２）は自分で判断するものです。
それに対して（３）
は契約が更改されない場合です。
更改されない場合というのは、「満足できるプレーができない」というが一番の理由でしょうから、この１に入れました。
つまり、自分ではできると思っていても「辞めろ」と言われるパターンです。
中日の和田選手なんかは、本人も、ファンも皆ができると思っていたのに、「肩を叩かれた」というようなことを言っていました。
契約更改されないということは、少なくても雇用主側は満足できるプレーができないということでしょう。
２．続けるモチベーションが保てない
（１）金メダルや大記録の達成などやり切った感
次に多いのは、モチベーションの問題です。
今年の広島カープの黒田投手は、「モチベーションが」ということを契約更改の際に再三言っていました。
ファンも、球団側も、やってほしいと思っているけど、本人はやり切った感があるから、しんどいプロ生活を続けるとなかなか言えない、そういうことなのでしょう。
もちろん、１の理由も含めて、なのですけど。
（２）他のことがしたい
時々若い選手だとありますよね。
ただ、プロはむしろ若い時しかできないので、プロスポーツでは少ないかもしれません。
SMAPの森君みたいな例があると思いますけど、すぐにスポーツ選手では浮かびませんけどね。
（大体、プロスポーツに来る人は、特に日本人の場合そのスポーツに打ち込んできているので、「野球に行こうか、アメフトに行こうか」みたいなものは少ないように思います。もっとも、「スポーツか、ミュージシャンか」的なものはあるかもしれませんけど。元巨人のクロマティみたいな感じでしょうか。）
３．法令違反
法令違反やコンプラ違反などで、プロの世界から通報または、試合停止処分などを受けることもあります。
本人も能力があり、活躍ができる状態でもこういうことはありえますね。
全盛期のマイク・タイソンも、傷害事件などで逮捕されて試合ができないことがありました。
野球でも、最近は賭博問題で、3人が処分され、解雇されましたよね。
こういうことで引退することもあります。
４．環境に関する理由
（１）経済的な理由
プロは、生活が厳しいです。
男子のプロ野球やサッカーは成り立っていますけど、それでもサッカー二部や女子リーグなどでは副業をしている人が多いですよね。
女子のサッカー日本代表もほとんど副業をしていたと記憶しています。
なかなか食べられない職業なので、才能はあっても「引退」ということも、マイナースポーツでは結構あることのようです。
（２）周辺の人間の理由
あるいは、本人はやりたいと思っていても、急遽実家を継がなければならなくなったとか、親の介護をしなければならなくなったとか、夫の仕事を手伝う、などでも辞める人はいます。
（３）その他、宗教など
その他、宗教などの関係で辞める人もいるでしょうね。
５．妊娠
そして、もったいぶって書きましたが、「妊娠」です。
これは女性にしかない、引退理由です。
もっとも、若い場合には、出産してカムバックする選手もいます。
たとえば、ママさんランナーとして活躍する、陸上の赤羽有紀子選手などがいらしゃいますね。
あるいは、レスリングの山本美憂さんも、1995年に結婚、出産後、1999年に現役復帰しています。
（その後も何回か引退→復帰を繰り返す）
このあたり、女性のみのものではありますけど、大きな引退理由になりますよね。
では、このなかでどれが当てはまりそうか？
以上の中に理由があるとして、果たして合理的にどの理由がもっとも可能性が高そうでしょうか。
１はありそうですが、澤穂希選手は「まだ辞める自分がイメージ出来ない」と最近テレビで発言しています。本人は少なくても自覚がないということの証明でしょう。
あるとすれば、雇用側から言われて、「コーチになってほしい」などと要請を受けたということでしょうか。もちろんゼロではないと思いますが…
私は、妊娠だと思います。
澤穂希選手は結婚してすでに4ヶ月。（8月8日に結婚）
レギュラーの試合は女子サッカーは第18節までで、9月27日にシーズンが終わっています。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/nadeshiko-l/2015/02.html
現在澤穂希さんは37歳。妊娠してもおかしくない時期と年齢です。
というか、子どもが欲しいならば、積極的に妊活をする時期だと思います。
もちろん、妊娠すれば無事に産み育てたいでしょうし、サッカーは出産後に現役に戻るのは難しそうな職業です。
そう考えると、突然「引退」となるとしたら
「妊娠」
くらいしか考えられません。
もっとも、本日、記者会見で理由を発表するらしいです。楽しみですね。
なぜ、理由を付けてこんな予想をするのか？
事前に「こういうことだろうな、なぜなら～」という思考をするのは、なかなか脳のトレーニングになって、ビジネスに必要な推理力が養われると私は思います。
「理由なんて俺わかんなーい」という人は、相手の立場に立って、考えるということができていないということです。
私の知る人は皆、相手の立場に立って「こういうことでこういことを言ったのでは」などと推理をする人が多いです。そしてそれはよく当たります。
それは、相手の立場に立つということが、結局は顧客満足を満たすためにどうすればいいかという思考と本質的に同じだからなのだと思います。
大本営発表はこうだけど、実際はこうじゃないか…みたいなこと推測することって大切ですよね。
さて、どういう結果になるでしょうか。発表が楽しみです。
澤穂希：『夢をかなえる。 思いを実現させるための６４のアプローチ』
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