こんにちは京野です。
キング・オブ・コメディの高橋健一が26日、制服を盗んだ容疑(窃盗)と建造物侵入の容疑で逮捕されました。
この件を今日は考えてみます。
レッツゴー・ウンチキスト!
世田谷区の高校に侵入、窃盗「20年前からやっていた」
キング・オブ・コメディの高橋健一容疑者は、世田谷区の高校に侵入し、女子高校生の制服を盗んだということです。
その後の家宅捜索で、約600点の制服や下着が自宅から押収されたそうです。
なお、報道によると高橋容疑者は「約20年前からやっていた」と供述し犯行を認めているそうです。
逮捕の前、18日夜、高橋容疑者は「ダメだ。我慢できないから覚醒してくる」と呟いていて、これが犯行のことを指すのではと言われ、9万以上リツイートされています。
ダメだ。我慢できないから覚醒してくる。
— キングオブコメディ高橋 (@kincometakahash) December 18, 2015
もちろん、公開中の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を念頭において発言しているんでしょうけど、今回の事件と結びつけた人は多いでしょうね。
20年前から被害があっても逮捕できない現実
高橋健一容疑者、20年前からこの犯罪をしていました。
それだけ前から犯罪をしている、いわば「常習犯」にもかかわらず、逮捕されずに今まで放置されてきたことに驚きます。
日本の警察は優秀だと思いますけど、窃盗とかはやっぱりそれほど真剣にならないということなのでしょうね。
周辺の学校ではよく盗難被害があり、警察にも被害届が出されていたということですが…。
なぜ、高橋健一は盗みをしてしまうのか?
高橋健一容疑者は
「性欲を満たすためにやった」
と言っています。
強姦などが性犯罪で、今回のものは「窃盗」と「建造物侵入」ということになりそうなのですが、本質的には「性犯罪」に類するものと言えると思います。
よく知られた話ではありますが、性犯罪は再犯率がものすごく高いです。
引用:平成22年版 犯罪白書 第7編/第4章/第1節/3
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/57/nfm/n_57_2_7_4_1_3.html
強姦の事犯者は,強制わいせつを含む性犯の有前科者率が13%であり(第2章第1節2項(4)参照),前記のとおり,強姦の事犯者全体で強制わいせつを含めた性犯の再犯率は16%であるが,強制わいせつを含む性犯の前科を有する者では,強制わいせつを含む性犯の再犯率が38%にも及び,性犯罪を繰り返す者は,更に性犯罪の再犯に及ぶリスクがより大きいことがうかがわれる。
また,強姦は,住宅内を犯行場所とする事件(平成21年における認知件数)が半数近くを占める(7‐1‐1‐7表参照)が,本件犯行が面識のない被害者宅に侵入する態様での強姦である者は,強姦の再犯率及び強制わいせつを含む性犯の再犯率が,それぞれ,23%,30%と高い。
なお,強姦の事犯者は,本件犯行時に無職であった者の占める比率が30%と低く(第2章第1節2項(3)参照),強姦の再犯に及んだ者の再犯時の無職率も高くはなく(同章第3節3項(1)エ参照),就労状況が安定していることは,強姦の抑制要因としてはほとんど意味を持たないと考えられる。
要するに上記で言っていることは、性犯罪は再犯率が高いということ、とくに「誰でもよく」犯罪した人は特に再犯率が高いこと。そして、しかも犯罪時に就労している者が7割もいることから、「職業がないからやってしまう」というわけではない、ということです。
科学的去勢も視野に
おそらく、日本も海外のように「科学的去勢」をする必要性があるのだと思います。
「科学的去勢なんて…犯罪者だって人権があるのよ!」的な発言をする人はまま、いますけど、人権侵害をした人に対する処罰である刑罰はそもそも人権を損なう行為も許されています。(死刑が最たる例ですね)
刑務所の中では人権などないわけで(堀江貴文氏の『刑務所なう』等に詳しい)、こういう刑罰を決める時だけ人権派が出てくる意味がわかりません。
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もう持って生まれた強い性欲と行動力がそれを引き起こしてしまうのであれば、それは化学的去勢もやむを得ないと思います。
すでに犯罪者は他人の人権を蹂躙しているわけですからね。
参考:
性犯罪者更生プログラム
http://macska.org/meg/offenderprog.html
性犯罪者は「去勢」すべきなのか? 日本での「法制化の可能性」を弁護士に聞いた
https://www.bengo4.com/other/1146/1288/n_2484/
性犯罪者に「化学的去勢」の是非
村田 晃 | 心理学博士・臨床心理士
http://jijico.mbp-japan.com/2015/01/13/articles14732.html
キングオブコメディ高橋が捕まりキングコング西野に風評被害?
確かに似ていますよね。
お笑いに詳しくない人のために、間違いやすい言葉を整理してみましょう。
1.キングオブコメディ
向かって左が高橋容疑者。
キングオブコメディはプロダクション人力舎所属のお笑いコンビ。
キングオブコント2010年優勝者。
メンバー
高橋健一(今回の逮捕者)と今野(こんの)浩喜
別名 キンコメ、キング
2.キングコング
キングコングは、日本の漫才師・お笑いコンビ。
吉本興業所属。
1999年9月結成。
略称は「キンコン」
出囃子は「忘れらんねえよ」の「CからはじまるABC」。
メンバー 西野亮廣と梶原雄太
3.キングオブコント
『キングオブコント』(英称:King Of Conte)とは、毎年行われる、お笑いコンテストの名称。
キングオブコント事務局、TBSテレビ、TBSラジオ&コミュニケーションズが主催・運営。
総合司会はダウンタウン。
まとめ
今回は、高橋健一容疑者の20年にも及ぶ犯罪が「逮捕」という形で発覚しました。
相方が可哀想ですよね。
その犯罪への衝動が抑えられないのであれば、抑えられる薬をもらうというのも一つの方法でしょう。
化学的去勢も刑罰に入れていく必要があると思います。
堀江貴文氏は「性犯罪は受刑者に罪の意識がない」「だからまたやりますよ」と言っていました。実際すぐに再逮捕されることが多いようです。
日本の、刑罰についても合理的にアップデートしていく必要がありますよね。
「反省させるために牢屋に入れておく」
というのは、本当に反省を促し、再犯を防ぐことができていない可能性も大いにあります。
刑罰は、基本的には個人の人権を侵害する行為を低減するためにあるわけで(平たく言えば、社会の害をなくすためにあるのであって)、そのために最適な方法は単に「投獄しておく」ということではないように思うのです。
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