こんにちは。京野です。
マクドナルドが窮地に立たされています。
最大で約4000店舗弱あったマクドナルドは、現在3000店を割り込み、店舗数は最多時の約4分の3にまで減少。
原田泳幸社長(当時)原田マジックで復活したように見えたマクドナルドでしたが、あの感じの悪い女性社長が来てから迷走っぷりが顕著です。
社長で会社が変わった「日本マクドナルド」
ここまで社長によって変わってしまうのか…という気がしないでもないですけど、マクドナルドになぜ行きたくないのか、を考えてみました。逆に言うと、そもそも、なぜ、McDonaldに行っていたのか?
成功要因:(あのころは)コーヒーが安く、旨くなった
数年前までは、ちょっと立ち寄るだけでも、その理由があったように思います。
サラリーマン視点で言えば、コーヒーのテコ入れがありました。
それまではいつ淹れたのかわからない、酸っぱくなったコーヒーを飲まされることがよくありました。
しかし、それがなくなりました。
コーヒーを美味しくし、しかも100円という価格で提供しました。
コーヒーは安くてもドトール。
およそ、200円程度が最安値という認識があるなかで、この価格設定は衝撃でした。
多くのサラリーマンやOLまでもが「うまい」とMcDonaldに足を運ぶようになりました。
もちろん、1回1回淹れるわけではないのですが、稼働率が上がることでフレッシュなコーヒーが提供できるようになったのだと思います。
今ではコンビニのほうがうまい
ところが、セブン-イレブンが満を持して100円コーヒーを出しました。
これは1杯ごとに淹れるタイプです。
佐藤可士和にデザインさせたおしゃれな専用機械を使って、売り始めました。
何度も言いますが、1杯ごとに淹れるタイプなので、やっぱり旨いわけです。
1年間で4億杯売れるほどの大人気商品になりました。
そして、その他コンビニも追随する事になったのです。
これによって、マクドナルドにサラリーマンやOLが行く理由がなくなりました。
実はこの「コーヒーショック」といえるものが大きく影響を与えたのではないかと思います。
100円マックの縮小、相次ぐ値上げで割安感が減少
原料の値上げなどもあるでしょうが、割安感がなくなった、というのはよく聞く答えです。
マックに行っても全然安くないですしね。
クーポンも発行していますが、全然お得感もないですし。
「100円あったらマックへ行こう」
と原田社長の時に始めた100円マック.
しかし、現在ではラインナップは限られ、魅力的なものは消えました。
期限切れ鶏肉、異物混入事件など
さらにマクドナルドは、中国の取引先工場での期限切れ鶏肉使用が明るみになりました。
それでもあのカサノバという社長、ちゃんと謝らないんですよね。
ふてぶてしさがあって、全然好きになれません。
「我々は騙されたと考えている」
何を言っているんだ、っていう感じですよね。
自社内の検査で内容をチェックできずに、格安の中国産肉を使っていた。
そして、消費者に期限切れの、衛生状態も悪い食品を食べさせていた。
その上で
「マクドナルドはだまされたと考えている」
と発言してしまうところに、日本人は怒り心頭ですよね。
こういうところ、日本人の考え方がわかっていなすぎだと思います。
「お前が騙されていたのかは、関係ない。我々にそういうおかしなものを提供してしまっていた責任を感じないのか?」
と思いましたね、あの時は…。
異物混入問題もありましたが、1月以上もトップが出てきて謝ることはありませんでした。
http://www.sankei.com/economy/news/150205/ecn1502050026-n1.html
上記に詳しいです。
「初めて謝罪」とあるから、先に謝らなかったんでしょう。
日本人の特性を知らないですねぇ、この社長。
引用:
異物混入問題は、今年1月上旬に青森県で販売したナゲットにビニール片が混入していることが問題となった。これを皮切りに、それ以前にも大阪府の店舗で、「マックフライポテト」の中に人の歯が混入していたり、福島県の店舗で昨年12月、デザートにプラスチック片が混入し子供が口の中を切るけがをしたことが相次いで発覚した。
食品の衛生問題に関わるにも関わらず、カサノバ社長はこれまで、マスコミには登場せず、トップの責任をめぐって批判されていた。
これですよ。カサノバは逃げちゃうんですよね。
食品の衛生問題で社長が出てこないとかさ、結局ビジネスとしか考えていないんだよこの社長。
飲食店の経営はゲームじゃねーんだよ、料理は愛情だろ?
結城先生に鍛えてほしいわ…(すみません、古い話です)
日本マクドナルド株を、米マクドナルドが売却検討
こんなニュースもありましたね。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/21/macdonald-japan-in-crisis_n_8858160.html
売られちゃうんでしょうね…。
いつかファーストフード店が向き合うべきテーマ
マクドナルドって、子どもを対象にするんですよね。
マクドナルドは3つ基本パターンで出来ていて、
- バーガー
- ポテト
- ドリンク
となっているわけですよね。で、この組み合わせを変えてバリエーションをつけると。
(もちろん、その他デザートや、ナゲット等もありますけど)
で、このポテトって、本当に体に悪いんですよね。
何がって「トランス脂肪酸」が。
アメリカでは2018年までに全面使用禁止ですよ!!
http://matome.naver.jp/odai/2135882889384912001
子どもを対象にするにもかかわらず、危険が判明している「トランス脂肪酸」たっぷりのポテトをそのまま使い続けているとか、時代錯誤も甚だしいと思うんですよね。
ある程度の健康に関する知識がある人は子どもにマックフライポテトなど、食べさせたくないと思うんですよ。
安く食べられるのはいいですけど、子どもには、別ですよね。
子どもをターゲットにしている大企業なのだから、今儲かっているからだけじゃなくて、もっと社会的に何をすべきなのか、先手を打って考えていって欲しいと思います。
このことは、ファーストフード店がいつか向かうべきテーマだと思っているんですけど。
皆さんはどう思いますか?
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