こんにちは。
京野です。
皆さんは、人と仲良くなるのは得意ですか?
得意な方は、なぜ得意なのでしょうか?苦手な方は、なぜ苦手なのでしょうか?
もし人と仲良くなるのに、コツがあるとしたらどうでしょう。知って実践したいと思いますか?
今日は、営業マン向けの研修コンテンツの中から「人と親密になる秘訣」大げさに言いかえれば「モテる秘訣」をお伝えします。
レッツゴー・ウンチキスト!!
人はどんな時に心を開くのか?
営業マン向けの研修を受けたことがある人ならば、心理学の話はよく聞くでしょう。
人間は知らず知らず、ある一定の法則に沿って行動しやすいです。
そして、それを定型化して学問に昇華されたものが心理学。
なので、心理学が概ね多くの人に通用するのは、まぁ、当然なわけです。
過去の先人たちの例から生み出された心理学では、人と打ち解けるために、よくいわれる重要なポイントが3つあります。
- 単純接触
- 類似性の法則
- 自己開示
それぞれについて、とても重要な法則なので、お伝えします。
これを知るだけでモテるかも?
レッツゴー・ウンチキスト!
単純接触
単純接触とは、接触回数に応じて人は親密になってしまう、という法則です。
なので、優秀な営業マンは特に用事がなくても
「近くまで参りましたので」
とか言って、顔を出してくれる。もちろん、それが嬉しくない人たちもいるでしょうけど、一人暮らしの老人なんかはそれが嬉しい人も多いと思います。
あるいは、何もなくても電話をかけてくる。
沖縄に沖縄教育出版という健康食品の通信販売の会社があるんですけど、その会社は毎月担当者が電話をかけてくる。
もちろん、新商品の案内とかの目的なのだけど、話の多くは世間話。
1回の電話時間は20~30分。場合によっては1時間近くになることもあるとか。
「最近東京はものすごく暑いようですけど、大丈夫ですか?」
「先月はお孫さんの運動会とおっしゃっていましたけど、いかがでしたか?」
「先月はお子さんの結婚式っておっしゃっていましたよね。」
など、世間話をする感じで電話し、結局単純接触を成功させる。
1日に電話をする件数は30件前後。(もっとも繋がらないこともあるから、話すのは全部ではない)
健康食品って悩みの解決が本質だから、相手が信頼して話してくれる環境を作ることが大切。
担当制をとっていて、一人800人前後のお客さんを専属で担当するのだとか。
なので、お客さんも沖縄に来た時には顔をだしてくれるそうです。
接触回数が増えるほど親近感を持つのはよく知られていて、実際、オウム真理教の上祐は、毎日メディアに出ていたことで「追かっけ」が生まれ、キーホルダーに彼のぬいぐるみ(というのかな?)をつける女子学生が生まれたりもしました。
何か理由をつけて「会う」これは大切ですね。
類似性の法則
人は、自分と似ている人に親近感を持ちます。
チームの意思を統一させようとしたら、ユニフォームを着ると一体感が増す、というのは皆さん経験あるところだ思います。
「ミラーリング」「ペーシング」といったものもあって、営業マンならば一度は聞いたことがあるテクニックだと思います。
「ミラーリング」は、相手の物まねをすることで、相手が足を組んでいたらこっちも組む。
同じしぐさをしていると、相手は親密感を抱くことがわかっています。
また「ペーシング」は、ペースを合わせること。
たとえば、話すスピードはとても大切です。
相手がゆっくり話すならば、こちらもそのペースで話をする。
速く話をするなら、こちらも。
声の音量などもそうですね。
類似性というと「そんなのある?」と思うかもしれませんけど、実践的な話で言うと
「共通点を見つけろ」
と言われます。
私と同じ、というだけで相手は親密感を持ちます。
たとえば、出身地。
「え、私も茨城出身なんです!」
「大阪?俺も兵庫で同じ関西や!」
など、出身地でも盛り上がります。
あるいは、血液型。あるいは、左利き同士とか。
マイナーなほど盛り上がりますね。AB型とか、左利きとか。
A型とか、右利きとかじゃ、まぁ、盛り上がりませんかね。
あと、あるのは「好きなものが一緒」もいいです。
たとえば聞く音楽が一緒とか。好きなアーティストが一緒、作家が一緒。
それは互いに親密感が増します。
「え?ミスチル好きなの?」
「え、あなたも?」
「いいよね」
「いいですねー」
とか
「あ、太宰読むんだ?」
「はい、大好きで桜桃忌に毎年行ってます」
「お!桜桃忌行ってるんだ?俺も行ったことある!」
「えーーー!!!気が合いますね!!」
などなど…
逆にダメなのは、相手が好きなものをけなす、ということだったりします。
「え?俺あんまり小説好きじゃない」「太宰って、心中した人でしょ?いいかなぁ?」など。
というわけで、ポイントは「営業マンは共通点を見つけ出せ!」です。
※参考:太宰治の「桜桃忌」についてはこちらのエントリをご覧ください。
https://leemanparadise.com/neta/post-1124/
自己開示
人は、自己開示をしてくれる人に心を許しやすいです。
「バカやってくれる人が好き」
とかよく言ったりしますが、それを知って意識的にやる人がいます。
飲み会の席で、音痴なのにカラオケで一生懸命踊ったりネクタイを頭に巻いたり、まぁ、本当の営業マンは本当にバカをやってくれます。
普段は真面目なのに、こういう一面も見せてくれたりすると、ほっとしますよね。
あるいは、自己開示では「自分のコンプレックスをさらす」というのも良く使われる手法。
「実は、俺、話すの苦手なんだ」
「恥ずかしがりやの裏返しでさ」
「実は、若い頃に大きな事故をやっていてね」
「お恥ずかしい話ですが、多額の借金を背負ったことがあって…」
などなど。
あまり言いたくないようなことをあえて言うことで、相手は
「自分は特別なんだ」とか
「この人はあまり自分を隠さない誠実な人なのだ」
と感じてくれます。
それが、人との距離を縮めるのですね。
恋愛でも使えるこの3つの心理学
昔は、これらの手法は営業などビジネスで使われてきましたけど、この手法は何にでも応用が利くものなので、「恋愛心理学」としても使われることが多くなってきましたね。
単純接触・類似性の法則・自己開示
この3つの法則、ぜひ使ってみてください。
今日は人と距離を縮める3つの法則についてお伝えしました!
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