こんにちは京野です。
今日は子育てをテーマに、少しプライベートな問題解決法について書いてみました。
夫婦間の問題解決法になるかも。
レッツゴー・ウンチキスト!
「子育てのポリシー」を考えよう
うちには中学と小学の子がおりまして、そのときの経験や人事育成の仕事をしている関係から少しだけ考えたいことを今日は書いています。
まず、子どもができたら、これを考えましょう。
子育てで、何を目指すのか。どういう子に育てるのか。
それを考えたうえで、そのために必要なことを抽出して、方針(ポリシー)に落とし込む、ということをやられている方は意外に少ないと思います。
たぶん「暗黙の常識」みたいなものがあって(それは自分が育ってきた影響が大きい)、その常識をもとに子育てをする。
夫婦間でその常識が異なると喧嘩になる。
で、意見の強いほうが勝つ(対外奥さん(笑))
みたいになりがちですよね。
でも、本当は意見が強いとかではなくて、「常に子どものためにどうあるべきなのか?」を前提にすべきだと思います。
なので、大切なのは「具体的にどのような子に育てたいのか」を考えることですよね。
ブレインストーミングを夫婦でやってみる
私がお勧めするのは、夫婦間でブレインストーミング、略してブレストをすることです。
ブレストは会議の手法として知られているので、会社でやったことがある人も多いでしょう。
ブレインストーミングというのは、たくさんのアイディアを抽出するための手法です。
アメリカのA・F・オズボーン(Alexander Faickney Osborn)が開発しました。
最初にお題を決めます。具体的には
「わが子に、どのようになってもらいたいか?」
といったお題について、意見を出し合います。
お勧めはポストイットに、1枚に1つずつ意見を出し合っていきます。
その時に注意点があります。
ブレインストーミングの注意点
1.自由奔放!
「こうあるべき」「一般常識ではこうだ」などととらわれず、自由に発想します。
2.質より量!
とにかく、数をたくさん出しましょう。100個とか、数の目標を決めてもOKです。
たくさん出す!それが大切です。
3.批判厳禁!
意見に対しての評価は後回しです。とりあえず、いったん受け入れましょう。
「それはどうかなぁ?」「それはさっき言ったのと同じ事じゃない?」
とかはNG。「いいねぇ!」と言って張り出していきましょう。
4.便乗歓迎!
相手が言った意見と関連した意見、派生した意見でもOK。
便乗上等!「それ俺が言った話じゃない?」なんて言ってはダメです。
数を出しましょう。
そんなことを言いながら、いろいろ意見を出していきます。
10分という風に時間を決めてやります。
人数は5人前後がいいですけど、夫婦のブレストなので、基本2人作業になるでしょう。
上に兄や姉がいたら、その子を入れてやってもいいです。
「お姉ちゃんは、この子をどういう風に育てたい?」なんて言いながら、参画意識を持たせると、自分も姉として意識をもつようになるでしょう。
で、たくさん出してみる。
最後にカテゴライズ・整理
出してみた中で、こんどはカテゴリーに分けてみます。
- 「これはスポーツのことだね」
- 「これは学業」
- 「これは情操のことだね」
- 「これは就職にもつかえる技能かな」
なんて言いつつ。
そして、まとめていくと、
二人がホントに必要としている価値観が見えてきます。
それをまた書き出していってまとめると「どういう子に育てたいか」ができあがります。
京野家の場合の実例(笑)
うちの家庭の場合、最初にそのブレストをしたのは、一番上の子を幼稚園に入れるときでした。
都内では3年保育がメインなので、3歳(4歳になる年)で幼稚園に入学します。
つまり、こどもが2-3歳になったらそんなことを考えるわけです。
そして、たくさんの候補の中から選ぶときに
「そもそも、どう子を育てたいかによって、選ぶべき幼稚園は変わるよね?」
と。
そして、二人ブレストを妻と共にやりました。
その時に、
「一番大切にすべきものは何だろうか」
というところまで出すことにしました。
そして出た答えが
「健康で・思いやりのある人間になってほしい」
ということでした。あくまでうちの例ですけど。
もちろん、勉強もスポーツもできるに越したことはありません。
ブレストなので、こんなことができたらいい、死ぬほど勉強できたらすげー、プロ並みに野球が上手かったら笑える、なんていろいろ出るんですけど、結局何が大切かって考えると。
1.健康
2.思いやり
というところに行き着いたんですよね。
だから、「健康にはお金をかけてもいい」といいものを選んで食べさせてきましたし、「思いやり」「善悪の判断」については厳しくしてきました。
そもそも、勉強なんてそんなの親を見ればどの程度まで行くかわかりますよね(笑)
私も妻もできる人間ではありませんから、過剰な期待はできないな、と思うわけです。
DNA・遺伝子が子どもに与える影響
別に諦めるわけじゃないけど、知能的にも肉体的にも、遺伝的要素は大きいです。
「育て方」は情操教育には大きく影響するけど、能力は結構難しいです。
話はそれるようだけど、清宮幸太郎君、いまめちゃ甲子園で盛り上がっているじゃないですか。
出典:高校野球ドットコム
私は清宮君の小学校4年か3年かぐらいから見たことあるんですけど、もうカラダの大きさが超規格外なんですよ。4年生で6年生よりも大きい。
わんぱく相撲という相撲のイベントで見たんですけど、もうね、同級生と親子ほど体が違う。
対戦相手が吹っ飛ばされるのを見て、
「これは…遺伝子だ(笑)」
と思いました。
もちろん、有名ですけどお父さんは元ラグビー日本代表、元早稲田大学ラグビー部の監督、清宮克幸さんですからね。
パパも普段はやさしい方ですけど、その目をよく見ると殺されるんじゃないかってくらい(笑)迫力ある面魂の方です。
そもそも、清宮幸太郎君の体重は生まれた時に3,832グラムもあったそう。
それで、清宮両親は、大きさを保たせよう、大きなことはいいことだと思ったそう。
それで、ジャンクフードを食べさせず、牛乳とタンパク質(肉・魚)・野菜をたくさん食べさせたそうです。虫歯にさせないために、コーラやジュースは控えさせ、菓子類も間食させなかったそう。その賜物かもしれません。(いや、絶対遺伝子だ(笑))うん、両方でしょうね。強みを生かそうと思ったということですね。
「何を一番大切にしたいのか」が決まると、手段は議論できる
話を戻しますけど、「健康で思いやりのある人間にする」という風に目標を決めて、運動は人並みにできるように、勉強に関しては小さい頃にやっておくべき「耳」づくりは、お金をかけてやろう、というようなことになりました。
私は音楽もやっていましたけど、子ども時代の時間の使い方として、そこまで音楽が必要だと思えなかったので、音楽はさせませんでした。
こういう風に方向が決まってくると、手段で揉めたとしても、互いに「目標により近づくのはどちらなのか」という風に考えて喧嘩をすることがなくなります。
ケンカって、互いの価値観が違うから起こるのに、手段だけで話をしていてもだめですよね。
たとえば、付き合っている男女がいるとして…
男「夕飯いかね?」
女「いいね!」
男「どこ行く?」
女「こないだできたあのイタリアンは?」
男「え?なくね?スタミナ定食食べたいんだけど」
女「えーやだ」
男「は?、こないだお前の行きたいとこ行ったじゃん」
女「イタリアン!」
男「スタミナ定食」
…となるわけですよ。
手段(ご飯を食べる場所)について、だけ議論しても、単なる好き嫌いで終わってしまうし、代替案も出しにくい。
大切なことは、「なぜそうしたいのか」の目的を共有することです。
そうすれば、さっきのケースも…
男「夕飯いかね?」
女「いいね!」
男「どこ行く?」
女「こないだできたあのイタリアンは?」
男「あ、イタリアン?俺はとんかつ食べたいんだけど」
女「あ、そうなんだ。なんでとんかつが?」←目的確認
男「夏場だし、ちょっとスタミナつけたいなと。君はなんでイタリアン?」←相互に確認
女「二人で外食するんだし、雰囲気のいいところで食べたいじゃん?」
男「なるほど、俺はスタミナ重視で君は雰囲気重視か。両方満たせるとこあるかな?」
女「だったらさ、あの天空焼肉レストランどう?」
男「あ、あのビルの最上階の焼き肉か。いいね。あそこなら。」
女「じゃー決まりーーーー♪♪」
…と。笑
なので議論がうまくいかないときには、手段について優劣を話しても仕方がなくて、その上の価値観を互いに明確化するところで考えるべきなわけです。
もちろん、話しているうちにたとえばこのケースだと
「天空レストランはいいけど、ちょっと高くね?あそこ1人2万はするぜ?」
などと、新たな制約条件が出てくることはありますよね。
その場合には条件を付けくわえて再考すればいいだけです。
女「そっか、いくらまで?」
男「5,000円ぐらいかなぁ」女「じゃぁ、5,000円までだったら、少し雰囲気は落ちるチェーン店だけど「しゃぶしゃぶ●●」は?食べ放題もあるし、そこそこ雰囲気良いし。
みたいに、なるわけですよね。
まぁ、そんなわけで…まとめると…
互いにとって重要なことについて、話し合うのはとても大切
夫婦にとっては、大切なことっていくつかありますよね。
お金のこと、互いの病気のこと、重い病気になったらどうするか、互いの両親のこと、お墓のこと、もちろん、子どものこと。
そんなことは時間を作って、話し合いをする機会を持つといいです!♪
今日は、夫婦会議の重要性とブレインストーミングの手法についてでした。
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