こんにちは。京野です。
今日は「仕事のモチベーション」に関わるネタ、
「ホーソン実験」について書いてみようと思います。
レッツゴー・ウンチキスト!
仕事のモチベーションはどこから?
管理職の皆さま、その部下の方々の仕事のモチベーションって高いですか?
「モチベーションって、その人の問題だろ?」
「部下のマインドの問題だよ」
とだけ思っているならば、要注意かもしれません。
これを読むと、ひょっとしてそのモチベーションをあげられるかもしれません。
ホーソン実験とは
まず、本題のホーソン実験について記載をしましょう。
もう90年くらい前の実験です。
ウエスタン・エレクトリック社のホーソン工場というところで、「照明の明るさによって、作業効率はどれほど変化するか」を調べるために実験が行われました。
そうです、「照明の明るさ」が作業者に与える影響を知るための実験だったのです。
ホーソン実験の予想外の結果
しかしながら、明るくしても、暗くしても、作業効率が上がってしまったのです。
これをどのように解釈するか、ということなのですが、
作業者は注目されることで、モチベーションが高くなった
という解釈の仕方が現在なされている評価の中心のようです。
つまり、
職場での労働者の動労意欲は、個人の職場での人間関係に大きく左右される
ということなのですね。
ピグマリオン効果
気にかけてあげると、成果を上げるという似たような心理学では
「ピグマリオン効果」
というものもあります。
ピグマリオン効果とは、
「教師の期待によって、学習者の成績が向上すること」
です。教師期待効果とか、ローゼンタール効果とも呼ばれます。
ウィキペディアによるピグマリオン効果の説明
1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。
しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。
その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。
報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。
さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。
この詳細がまとめられた報告書は、Rosenthal, R. & Jacobson, L.:”Pygmalion in the classroom”,Holt, Rinehart & Winston 1968として刊行された。
参照:
見てくれてうれしくない人は少ない
上司が期待してくれたら、その期待に応えたいという人は多いでしょう。
期待もかけられず、気にも止められないことほどうれしくないことはありませんからね。
だから、ちょっとした声をかけることが、モチベーションを向上させることになるかもしれません。
具体的に仕事のアドバイスなどしなくても、「ちょっと気にかける」それだけで部下はやる気をだす可能性があるのですね♪
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