ヤフオク史上最悪の改定、手数料を5.4%から8.64にあげる理由を考えてみた

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こんにちは。京野です。

11月4日、ヤフオクから「手数料改定」がニュースリリースされました。

ヤフオクは、設立11周年ということで、11月11日にポイント11倍などのイベントをやる予定ですが、その前にしれっと改定について案内されました。

なぜ、このような「ヤフオク史上最強の改悪」とまで言われるような改定に至るのか、考えてみました。

レッツゴー・ウンチキスト!

ヤフオクからのリリース内容

まず、リリース内容は下記のとおりです。

http://topic.auctions.yahoo.co.jp/notice/rule/post_1315/

以下、引用

いつもヤフオク!をご利用いただき、ありがとうございます。

ヤフオク!では、多くのお客様にヤフオク!での取引体験をお楽しみいただけるよう、落札しやすい、落札されやすいサービスの実現を目指しております。

このたび、簡単で安心な取引とその機会を増やすために、ヤフオク!の代金支払いにお使いいただける「Yahoo!かんたん決済」の決済手数料を無料化いたします。

当社の調査におきまして、Yahoo!かんたん決済を利用しない一番の理由に手数料の高さがあり、また、手数料無料の場合は、通常より落札する機会が増加する傾向が見られました。

落札者様がYahoo!かんたん決済を利用しやすい環境を提供することが、出品者様にとっても落札される機会を増やすことになると考え、手数料を無料化することにいたしました。

加えて、Yahoo!プレミアム会員を対象に、落札した総額、落札された総額に応じてTポイントを進呈するキャンペーンを実施し、出品、落札の両面からご利用を支援してまいります。

また、これらの取り組みに伴いまして、落札システム利用料を改定いたします。

今後もより多くのお客様に満足いただけるサービスを提供してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

ヤフオクの改定はどういう改定なのか?

まとめると、ポイントは3つですね。

購入者にはメリットが増えて、販売者は落札システム手数料の改定で、手数料を1.6倍払わないとならなくなったわけです。

1.かんたん決済手数料無料

2.落札時Tポイント進呈(プレミアム会員のみ)

3.落札システム利用料改定(約5.4%から8.64%UP)

ヤフオクをやったことがある人ならば、わかると思いますが、ヤフオクはもともと個人間売買の市場を作ることで、Yahoo!の稼ぎ頭となりました。

こういうCtoC市場を日本で最初に本格化させたヤフオクは、他の追随を許さず、市場をほぼ独占しています。

大前研一さんも言っていましたが、市場というのは大きいところに優位性があるわけで、(商品の数も多いし、お客さんの数も多い)、そこに集まらない理由がないと。

あとは、手数料などでよほど安いところがあれば対抗しうるかもしれません。
あるいは、出品がものすごく楽になる手法とか、1つのカテゴリーに絞っていれば、他も攻撃しようがありますけど、オークション一般であれば、なかなかヤフオクを破るところは出てこないでしょう。

ただし、ある商品に限っては風穴は空きつつあるようです。たとえば…

「チケット個人間流通」に特化した「チケットキャンプ」が台頭

私は、結構前からチケットを個人から購入していました。

公式サイトでは売り切れていたりしたのが安く買えたり、プレミアチケットもお金を出せば直前でも手に入ったりするので、重宝しています。

その時に、昔はヤフオクでやり取りをしていましたが、Twitterをしている人から「チケットキャンプの方がいいですよ」と勧められて、チケットキャンプというサービスを使ったらホントに便利でした。

https://ticketcamp.net/

チケットキャンプがうまくいった理由は主に3つあると思っていて、

1.ヤフオクより手数料が安い(5%)、上級会員だともっと安くなるらしい

2.「入場する権利」を買うものなので、「商品の状態」などを書く必要がない。つまり、品質は「席」が規定するもののみで、チケット自体にはない。(折り目のないチケットです、とかは普通は関係ない、ということ)なので、写真を何枚も撮る必要もない。

3.チケットに限ったサービスのため、チケットだけに最適化しやすい(出品がヤフオクよりもはるかに楽らしい)

 

だと思うんですよね。

でもそういう例はあるけれど、オークションではヤフオク一強というのは変わらないわけです。

ヤフオクも生まれ変わらなければならない

とはいえ、ヤフオクももっともっと事業を伸ばすことを担当者は厳命されるわけです。

そうなると、「買い手を増やす施策をする」というのがやはり大切なのでしょう。

買い手が増えれば、売り手は自然とついてくる。

なので、買い手を増やすために、かんたん決済(基本、クレジットカード決済)手数料を無料にしようと。

これは、明らかに買い手は楽になるのは間違いありません。

そのかわり、売り手から手数料を多くとろう、という魂胆です。

売り手が払う手数料はなんと、この改定で

60%

も増えることになります。

1.6倍になるって相当大きいですよね。

売り手としてはホントに嫌なことだと思います。

結局、このシステム手数料改定は吉と出るのか、凶と出るのか。

私は、吉と出ると思います。Yahoo!の利益が上がる、という意味でです。

結局、かんたん決済の手数料を売主が負担するということですから、普通のクレジットカードと同じ考え方になるのだと思います。

ヤフオク側としては、自分たちは懐を傷めず、その負担は売主に押し付ければいいや、という考えです。

でも、やっぱりこれでクレジットで買いやすくなりますし、EC時代としては適切なのではないでしょうか。

「じゃ、別なオークションに移ろう」

と売り手が思ったとしても、実際ヤフオクに肩を並べるオークションは日本に存在しません。

代替品(代替市場)がない

という状態です。

結局、どこに行き着くのか?

売り手は価格を少し上げて(3%程度)販売をすることになり、

買い手は手数料がなくなって、見た感じ嬉しい、ということになるでしょう。

そして、他のヤフオク類似業者が参入しやすくなります。

他のより安い、より魅力的な市場が台頭してこないかなー。

もっとも、ヤフオクを脅かすようなものが出てきたら、ヤフオクも値段を下げたりすると思いますけどね。

ヤフオク一人だけに儲けさせたくない…。笑

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