水木しげる氏の『幸福の七か条』

mizuki

水木氏が昨日、永眠されたとの報道が流れました。

1922年生まれということなので、93歳。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

今日は、水木しげる氏について書きました。
レッツゴー・ウンチキスト!

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる氏

私自身、怖いものが苦手なので、ゲゲゲの鬼太郎自体、良く知りません。
ただ、もちろん、ゲゲゲの鬼太郎という存在は知っています。

子どもの頃はファミコンソフトで遊んだ気がする。

鬼太郎に出てくる、目玉おやじ。有名ですね。

「オイ、キタロウ!」

って、みんな物まねしますよね。
まぁ、その程度しか知りません。

水木氏が高齢なのは知っていました。
戦争を経験された方だ、ということも。

シベリア抑留の絵を描かれているのを昔見たことがあります。
戦争を経験してきた世代の方だし、やはり絵でその記憶を残しておきたいという思いがあるのかなぁ、なんて思っていました。

水木氏が残した幸福の7ヶ条が話題に

その水木氏が残した幸福の7ヶ条が話題になっています。
紹介します。
水木しげる 幸福の七ヶ条

第1条 「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない」
第2条 「しないでいられないことをし続けなさい」
第3条 「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし」
第4条 「好きの力を信じる」
第5条 「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ」
第6条 「怠け者になりなさい」
第7条 「目に見えない世界を信じる」

第1条 「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない」

成功や栄誉、勝ち負けを「目的」にしてはならない、ということなんですね。

最終的に成功することも、栄誉を得ることも、勝つことも良いのでしょう。

でも、「目的」にしてはならない、というところ、深いです。

第2条 「しないでいられないことをし続けなさい」

これは、「体が何を欲しているのか、本当に好きなことを続けろ」ということでしょうか。

特に水木さんの時代には「漫画で生計を立てる」などということはありえない発想だった時代でしょう。

でも、きっと水木さんは描かずにはいられず、その道を貫いた。

彼の生き方に表れているように思います。

第3条 「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし」

第2条と重なりますね。

あくまで、基準は「自分だ」ということです。

第4条 「好きの力を信じる」

これも2,3に近い気がします。

自分の心の声と向き合う。

本当に好きなことをする。

スティーブジョブズの有名な「ジョブズスピーチ」でも似たようなことを言っていました。

第5条 「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ」

才能があっても収入が入るとは限らない、ということでしょうか。

水木さんも、才能があるのに、先に収入が入ってこない時期があったということでしょうか。

そのために努力を続けていても、報われないときがあった、ということでしょう。

「正しい努力をせよ」という趣旨のことをダルビッシュもしていた気がします。

 

第6条 「怠け者になりなさい」

これはどういう意味だったのかわかりません。

でも、努力が収入に直結しない、ということを裏返しているのではないでしょうか。

第7条 「目に見えない世界を信じる」

そもそも、お化けについて書いている大先生ですから、当然目に見えない世界を見ているのだと思います。

これは信条とか、信念とか、そういう世界なのではないでしょうか。

私は特定の宗教を信仰してはいませんけれど、目に見えない何かを信じてはいます。

水木サンの幸福論

引用した七か条は下記の書籍に書かれています。

今、書籍版は時間がかかるようですね。
kindle版だとすぐに読めます。

水木サンの幸福論 (角川文庫)
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