【なぜ?】シャラポワが10年間薬物利用に至った理由

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こんにちは。京野です。

数日前からシャラポワがおよそ10年間にわたり、薬物を利用していたことを告白しました。

禁止薬物に指定されているものです。

しばらく試合に出られないため、事実上引退の可能性もあります。
この禁止薬物「メルドニウム」について今日は調べました。

レッツゴー・ウンチキスト!

シャラポワ薬物利用事件の概要

シャラポワが突然会見を開いたのが3月7日。
前日に会見の開催が発表され、引退の発表かと推測を呼びました。
集まった記者を「ドーピング違反」の報告で驚かせました。

この日、シャラポアはユーモアを交えてこう言ったそうな。

「多くの方々は、今日、私が引退を発表すると思っていたでしょう。でも引退会見を行うとしたら、ロサンゼルスの市街地にあるホテルは選ばないでしょうし、ましてやこんな地味なカーペットでは」

この辺が日本人とは異なるところですね。
こういう席でなかなかこういうことは言えない。

発表の理由は黙っていてもバレることになるので、自ら会見で示したということでしょう。

翌日8日には、ナイキ・タグホイヤー、ポルシェなどは契約見合わせの方針を発表しました。

Maria Sharapova poses next to a Porsche Boxster car in Paris, France, May 21, 2015. Porsche, a division of Volkswagen, said it was suspending Sharapova's role as its brand ambassador. "We regret the current news about Maria Sharapova. Until further details emerge and we are able to analyse the situation, we have decided to suspend planned activities," it said. REUTERS/Charles Platiau

Maria Sharapova poses next to a Porsche Boxster car in Paris, France, May 21, 2015. REUTERS/Charles Platiau

Maria Sharapova walks past Japanese models holding Samantha Thavasa handbags, which she designed, during a fashion show in Tokyo December 23, 2005. She has numerous business interests off the court, including a very successful apparel collection. REUTERS/Yuriko Nakao

Maria Sharapova walks past Japanese models holding Samantha Thavasa handbags, which she designed, during a fashion show in Tokyo December 23, 2005. REUTERS/Yuriko Nakao

Maria Sharapova poses on the red carpet before launching her new TAG Heuer AQUARACER Steel & 18K Gold watch with diamonds in New York, August 22, 2006. Sharapova's deal with Tag Heuer had expired at the end of 2015, and the company had been in talks to extend the collaboration, it said on Tuesday. "In view of the current situation, the Swiss watch brand has suspended negotiations and has decided not to renew the contract," TAG Heuer, a unit of French luxury goods group LVMH, said in a statement. REUTERS/Shannon Stapleton

Maria Sharapova poses on the red carpet before launching her new TAG Heuer AQUARACER Steel & 18K Gold watch with diamonds in New York, August 22, 2006. REUTERS/Shannon Stapleton

そもそも、シャラポワってどんな人?

ロシアの西シベリアにあるニャガン市出身の女子プロテニスプレイヤー
WTAツアーでシングルス29勝、ダブルス3勝、自己最高世界ランキング1位(シングルス)

史上10人目の生涯グランドスラム達成者。(7人目ナブラチロア、8人目グラフ、9人目、セリーナ・ウイリアムズ)

※生涯グランドスラムとは、キャリア・グランドスラムともいい、全豪オープン(1月、オーストラリア ハードコート)、全仏オープン(5月、フランス、クレーコート)、ウィンブルドン選手権(6月、イギリス、グラスコート)、全米オープン(8月 、アメリカ合衆国、ハードコート)の4大大会を全て制覇すること。

188センチ59キロ、利き手は右でバックハンドは両手打ち。
もともとは左利きを矯正したとの情報もある。

華やかな容姿でテニス界のヒロイン。

ツアー経歴を通じ、日本トーナメントと相性がよく、日本好き。
トーナメント初優勝も2002年の草津国際オープンテニスで、「草津のツアー初優勝は私の原点」と常々語っているとか。
日本のファッションブランド、サマンサタバサと契約し日本国内のファッションショーにも出演していた。

2015年6月にフォーブスが発表した世界のスポーツ選手の年収上位100名では、マリア・シャラポワが2,970万ドルで首位となり、全体の26位だった。

2,970万ドルは、本日のレート114円で32億6,400万円。
年収32億って…すごすぎ。

なぜ、シャラポワは薬物を利用したのか。

なぜ、シャラポワはドーピング違反をしてしまったのか。

当然ながら、「試合に勝つため」とは本人が言うことは期待できません。

結局ポジショントーク。
自分のポジションにとって有利なことしか言わないと会見は見るべきです。

表向きの理由は
「マグネシウム不足で糖尿病の家系だった」「その為医師から処方されていた」
「禁止薬物に指定されていたことを見逃していた」
と、まぁ、糖尿家系であるため治療のために服用していたということです。

ちなみに、飲んでいた薬は「ミルドロネート」という薬だそうです。

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でも、普通に考えてみましょう。
仮に糖尿の家系だったとして、10年前から飲んでいるということは18歳の時から飲んでいるということになります。

18歳の頃から糖尿を危惧して薬を服用するなどということがありえるでしょうか。

それ以外の効用を見据えて飲んでいたと考えるのが自然です。

禁止薬物「メルドニウム」(Meldonium)にはどんな効果があるのか?

では、この禁止薬物メルドニウムにはどんな効果があるのか。
Wikipediaで調べてもあまり良くわかりません。

メルドニウム(meldonium、mildronate、THP、MET-88、Mildronāts、Quaterine)は、臨床で使われる抗虚血薬で、現在はラトビアの製薬会社のGrindeksで生産されている。リトアニアとロシア連邦では用いられているが、アメリカ食品医薬品局では認可されていない。

一般人には何のことかさっぱりですけど「抗虚血薬」というのはわかりました。
「虚血」というのは、一種の貧血で、動脈を通る血の量が減ることで起こる、局所貧血を指します。

なので、その局所性貧血を避けるための薬というのが「抗虚血薬」ということなのでしょう。

禁止薬物「メルドニウム」のスポーツ機能を向上させる効果とは

さて、メルドニウムのスポーツ機能を向上させる効果とは何か。

ワシントン・ポスト紙にこんな記載があったそうです。

「ソ連時代、アフガニスタンに進攻した兵士がストレスに耐えられるよう開発された特殊な薬だった」

メルドニウムはソ連時代、ラトビアの研究所で、ストレスを研究する中で生まれた。戦闘機のパイロット、潜水艦の乗組員に与えられ、酸素の薄い高地を20キロの装備をかついで行軍する兵士の疲労が早く回復することが確認された。アフガン戦争当時は『兵士の毎日の食事』だった。現在アメリカなど西側では売られていないが、東欧を中心に販売されている」

参考記事:zakzak

 

つまり、メルドニウムの効果は、下記3つです。

メルドニウムの効果

・持久力の向上
・ストレス耐性の向上
・疲労回復

いずれもテニスプレーヤーには喉から手が出るほど欲しいものです。
禁止薬物でなれば、飲みたいと思っても無理はないかもしれません。

ロシアの薬物汚染は知られるところですけど、まさか、シャラポワが…。

もっとも、この成績があるからこそ自分は価値がある、とわかっているシャラポワですから、やっぱり手を出してしまうのでしょうかね。
参考記事(写真)

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